ほや雑煮

画像提供依頼:料理の実物の画像提供をお願いします。2023年12月

ほや雑煮(ほやぞうに)は、宮城県石巻市の一部で正月に食べられている伝統食[1][2]ホヤを用いた雑煮である[1][2][3]

ホヤの旬は夏であるため、正月の雑煮には乾燥させた干しホヤが用いられていた[3]。今日では冷凍した蒸しホヤも用いられる[3]

ホヤは焼いたり、蒸したりして出汁を取り、餅は角餅を焼いたものを入れる[1][2]。戻した干しホヤの他に地元の海産物や野菜を具材に用いる[1][2][3]

ホヤはだいだい色をしており、鏡餅に乗せる果実のダイダイと同様に「代々」の字を当てて「子孫繁栄」の祈願とする説がある[1][3]

2022年度(2023年3月)に文化庁が制定する100年フードの「伝統の100年フード部門」へ認定された[1][2]。宮城県内からは3件目の認定事例となる[1]

もともとが家庭料理であるため、ほや雑煮を提供する飲食店は無かったが、100年フード認定を機会に地域活性化の一環として提供する店が現れたり、石巻市立桜坂高等学校家庭クラブでホヤを使った新たなメニュー開発が行われたりしている[1]

出典

  1. ^ a b c d e f g h 「ほや雑煮「100年フード」に 石巻地方の正月料理、文化庁が認定」『河北新報』、2023年4月4日。2023年12月29日閲覧。
  2. ^ a b c d e “「ほや雑煮」が文化庁100年フードに認定されました!”. 石巻市 (2023年3月15日). 2023年12月29日閲覧。
  3. ^ a b c d e 粕谷浩子 (2023年1月1日). “4ヵ月前から仕込む「鮎出汁雑煮」、きなこは味変ではなくマストの「きなこ餅雑煮」… 全国びっくりご当地お雑煮7”. 集英社ONLINE. 2023年12月29日閲覧。
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