アルペジョーネ

ウィキポータル クラシック音楽
ポータル クラシック音楽
アルペジョーネ、Henning Aschauer が1968年に製作、Alfred Lessing の仕様に基づく。

アルペジョーネもしくはアルペッジョーネarpeggione)は、1823年から1824年ウィーンギター製造者ヨハン・ゲオルク・シュタウファーJohann Georg Staufer, 17781853)により発明された、6弦の弦楽器である。

弓で演奏するが、チェロを小ぶりにしたような本体のために重音を出すことが容易であり、また24のフレットを持つなど、ギターの特徴も併せ持つ。このため「ギター・チェロ」という別名でも呼ばれたが、外見はバロック時代ヴィオラ・ダ・ガンバに似ている。

楽曲

この楽器のために作曲された有名な楽曲は、シューベルトの《アルペジョーネ・ソナタ イ短調》D821である。これは1824年の作品だが、1871年になってようやく出版された時には、すでにアルペジョーネは忘れられた楽器になっていた。したがって現在でも、アルペジョーネが演奏に使われることはほとんどなく、このソナタの演奏では、チェロヴィオラコントラバスで代用されることが通例である。

その他にも、製作者のシュタウファーや、ルイ・シュポーアヨハン・ブルグミュラーベルンハルト・ロンベルクがアルペジョーネ作品を残している。

関連項目

  • バリトン (弦楽器)

外部リンク

  • アルペジョーネ・ソサエティー 代表 奥村治 Facebook group page:https://www.facebook.com/groups/1609035792691180
  • アルペジョーネの世界
  • 表示
  • 編集
典拠管理データベース ウィキデータを編集
国立図書館
  • フランス
  • BnF data
  • ドイツ
  • イスラエル
  • アメリカ
その他
  • MusicBrainz楽器