ウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅

曖昧さ回避 この項目では、テムズリンクの駅について説明しています。その他のウエスト・ハムステッド駅については「ウエスト・ハムステッド駅」をご覧ください。
ウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅
West Hampstead Thameslink
2011年に開業した新駅舎
ウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅の位置(カムデン区内)
ウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅
ウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅
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ウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅の位置(グレーター・ロンドン内)
ウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅
ウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅
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グレーター・ロンドンの地図上でのウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅の位置
所在地 ウエスト・ハムステッド(英語版)
行政区 カムデン区
運営 ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ
路線 ミッドランド本線
テムズリンク
駅コード WHP
ホーム数 4
バリアフリー 対応
ゾーン 2
改札外乗換 ウエスト・ハムステッド駅 ロンドン地下鉄 [1]
ウエスト・ハムステッド駅 ロンドン・オーバーグラウンド
NR年間乗降員数
2010–11 増加 2.576 百万人[2]
— 乗換  0.413 百万人[2]
2011–12 増加 2.778 百万人[2]
— 乗換  0.533 百万人[2]
2012–13 増加 2.817 百万人[2]
— 乗換  0.510 百万人[2]
2013–14 増加 3.289 百万人[2]
— 乗換  0.678 百万人[2]
鉄道会社
開設時の所属会社 ミッドランド鉄道
グループ化 ミッドランド鉄道
グループ化 ロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道
歴史
1871年3月1日 ウエスト・エンド・フォー・キルバーン・アンド・ハムステッドとして開業
1903年7月1日 ウエスト・エンドに改称
1904年4月1日 ウエスト・エンド・アンド・ブロンズベリーに改称
1905年9月1日 ウエスト・ハムステッドに改称
1950年9月25日 ウエスト・ハムステッド・ミッドランドに改称
1988年5月16日 ウエスト・ハムステッド・テムズリンクに改称
その他
外部リンク
  • 時刻表
  • 駅の構造
  • 駅の施設
  • バス路線・停留所 (PDF)
WGS84 北緯51度32分54秒 西経0度11分35秒 / 北緯51.5484度 西経0.1930度 / 51.5484; -0.1930座標: 北緯51度32分54秒 西経0度11分35秒 / 北緯51.5484度 西経0.1930度 / 51.5484; -0.1930
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ウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅英語: West Hampstead Thameslink station)はミッドランド本線ケンティッシュ・タウン駅クリックルウッド駅(英語版)の間にある駅である。テムズリンク・ネットワークの一部であり、当駅を発着する「テムズリンク」ブランドの列車を運行するゴヴィア・テムズリンク・レールウェイが運営を担当、トラベルカード・ゾーン2に属する。イースト・ミッドランド・トレインズ(英語版)が運行するリーズシェフィールドレスター行きのインターシティが当駅を経由するが、高速で通過するのみで停車する列車はないため、インターシティにはルートン駅(英語版)またはセント・パンクラス駅で乗り換える必要がある。

歴史

ウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅に停車するファースト・キャピタル・コネクト319形電車によるサットン環状線(英語版)の列車

ウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅は、1871年3月1日にミッドランド鉄道セント・パンクラス駅に延伸した際にウエスト・エンド・フォー・キルバーン・アンド・ハムステッド駅として開設され、ウエスト・エンド近郊の新興住宅地への交通手段となることが想定された[3]

1878年からの短期間、当駅はスーパー・アウター・サークル(英語版)と呼ばれた、セント・パンクラス(英語版)からアクトン・セントラル(英語版)ターナム・グリーンを経由してアールズ・コートに至る路線の一部となっていた[4]

当駅は1903年7月1日にウエスト・エンド駅1904年4月1日にウエスト・エンド・アンド・ブロンズベリー駅1905年9月1日にウエスト・ハムステッド駅1950年9月25日にウエスト・ハムステッド・ミッドランド駅、と頻繁に改称され、1988年5月16日以降はウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅となっている[3]ハムステッド・ヒースや、ハムステッドの含鉄泉を訪れる観光客の足となっている[5]

オイスターカードは2007年後半に導入されている。

2009年3月から、サウスイースタンとファースト・キャピタル・コネクトはピーク時にセブノークス(英語版) - ルートン(英語版)間の列車の運転を開始した[6]。オフピーク時はこの列車はケンティッシュ・タウン折り返しとなる。

ウエスト・ハムステッドの駅
凡例
チルターン本線(英語版)バーミンガム(英語版)方面
ロンドン地下鉄 ジュビリー線メトロポリタン線
テムズリンクミッドランド本線
ノース・ロンドン線(英語版)リッチモンド(英語版)方面
ロンドン・オーバーグラウンドロンドン・オーバーグラウンドの駅
ナショナル・レールテムズリンクの駅
ウエスト・ハムステッド(英語版)(ウエスト・レーン(英語版))
ジュビリー線の駅
フィンチリー・ロード乗継割引対象: ロンドン・オーバーグラウンド
フィンチリー・ロード(英語版)(MR) (1868–1927)
ロンドン・オーバーグラウンド フィンチリー・ロード・アンド・フログナル駅(英語版)乗継割引対象:
ノース・ロンドン線(英語版)ストラトフォード方面
テムズリンクミッドランド本線
ロンドン地下鉄ジュビリー線メトロポリタン線
チルターン本線(英語版)マリルボーン方面

開発計画

ウエスト・ハムステッド駅連結計画

詳細は「ウエスト・ハムステッド分岐点」を参照

現在ウエスト・ハムステッドを名乗る3つの駅(ロンドン・オーバーグラウンドの駅、ロンドン地下鉄の駅、テムズリンクの駅)はやや離れた位置にあり、乗換にはウエスト・エンド・レーンと呼ばれる通行量の多い公道上を移動する必要がある。2004年チルターン・レイルウェイズが発表したウエスト・ハムステッド分岐点(英語版)計画では、3つの駅を地下道でつなぐことが提案されている。チルターン本線(英語版)メトロポリタン線に駅を新設し、テムズリンクとロンドン・オーバーグラウンドの駅をウエスト・エンド・レーンの東側に移転するとされている[7]

この再開発計画には、既存の駅施設の解体と、ウエスト・エンド・レーンの3車線化が含まれると予想される[8][9]。この計画は、ノース・ロンドン線の運営権の方向性が不透明なため、2007年に凍結された[10]。テムズリンクの駅の改築案に変わって、ネットワーク・レールなどはアイヴァーソン・ロードにエレベーター付の歩道橋を設置し、新駅にアクセスする案を提案している[11]

2008年初頭に英国交通改善審議会(英語版)は、貨物線として利用されているダッジング・ヒル線(英語版)と線路を共用し、ミッドランド鉄道の貨物線の少なくとも2線を活用してウエスト・ハムステッド近郊を通るノース・アンド・ウエスト・ロンドン・ライト・レイルウエイ(英語版)[12]の計画を発表した。

テムズリンク路線の拡充

2018年以降、テムズリンク各路線からの乗入列車が当駅を経由する予定とされている[13]

バス路線

ロンドンバス 139系統、328系統、C11系統が当駅を経由する。

運行

駅名が示す通り、当駅はテムズリンク・ネットワーク上にある。深夜帯にはベッドフォード(英語版) - スリー・ブリッジ(英語版)間の列車が1時間に1本運行されるだけになるものの、終日列車が運転されている。オフピーク時はルートンまたはセント・アルバンズ(英語版) - サットン(英語版)間の列車が毎時4本、ベッドフォード - ブライトン間の列車が毎時2本停車するほか、当駅始発のセブノーク行きも運転される。ピーク時にはセブノーク、ロチェスター、アシュフォードへの列車が運転される[14]

脚注

ウィキメディア・コモンズには、ウエスト・ハムステッド・テムズリンク駅に関連するカテゴリがあります。
  1. ^ “Out-of-Station Interchanges” (Microsoft Excel). ロンドン交通局 (2016年1月2日). 2016年8月28日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h “Station usage estimates”. Rail statistics. Office of Rail Regulation. 2015年3月31日閲覧。 注記:統計手法は年により異なる場合がある。
  3. ^ a b Butt, R.V.J. (1995). The Directory of Railway Stations. Yeovil: Patrick Stephens Ltd. p. 245. ISBN 1-85260-508-1. R508 
  4. ^ “Circle Line”. Clive's UndergrounD Line Guides. 2009年12月30日閲覧。
  5. ^ Radford, B., (1983) Midland Line Memories: a Pictorial History of the Midland Railway Main Line Between London (St Pancras) & Derby London: Bloomsbury Books
  6. ^ Train Times - Thameslink Route. First Capital Connect. (March–May 2009). p. 52. http://www.firstcapitalconnect.co.uk/content/doc/timetables/tttl_book_pdf_ontime_final_ver.pdf 2009年3月16日閲覧。 
  7. ^ “Planning Framework for West Hampstead Interchange Area Appendix 2”. London Borough of Camden. pp. 25 (2005年4月19日). 2008年7月29日閲覧。
  8. ^ “West Hampstead Interchange”. AlwaysTouchOut.com (2006年1月11日). 2008年7月29日閲覧。
  9. ^ “West Hampstead Interchange Draft Planning Framework”. London Borough of Camden (2005年4月19日). 2008年7月29日閲覧。
  10. ^ “Station interchange plans put on hold”. Camden New Journal (2007年3月15日). 2008年7月29日閲覧。
  11. ^ “Thameslink station redevelopment gets go-ahead”. New Civil Engineer. 2016年9月18日閲覧。
  12. ^ “London Campaign for Better Transport North and West London light railway (NWLLR) / Brent Cross Railway (BCR) plan”. Better Transport. 2016年9月18日閲覧。
  13. ^ “Thameslink Programme: FAQs”. 2016年9月20日閲覧。
  14. ^ “Thameslink Route Timetable B” (pdf). First Capital Connect:. 2016年1月6日閲覧。