サトゥ・マーレ県

曖昧さ回避 この項目では、ルーマニアの県について説明しています。ルーマニアの市については「サトゥ・マーレ」をご覧ください。
Judeţul Satu Mare

紋章

サトゥ・マーレ県の位置
地域 北西地域
歴史的な地域 トランシルヴァニア
県都 サトゥ・マーレ
面積 4,418km²
人口 367,281人(2002年)
人口密度 83人/km²
ISO 3166-2 RO-SM

サトゥ・マーレ県 (サトゥ・マーレけん、ルーマニア語:Judeţul Satu Mare,ハンガリー語:Szatmár megye)は、ルーマニアトランシルヴァニア地方の県。県都はサトゥ・マーレ。東部はマラムレシュ県、西部はハンガリーサボルチ・サトマール・ベレグ県、北部はウクライナザカルパッチャ州、南部はビホル県サラージュ県とに接している。少数民族であるハンガリー系が人口の35.2%を占める。

統計

2002年の調査では、県人口は367,281人。人口密度は1平方キロメートルに約83人 [1][2]

ハンガリーとの国境が近いことから、ハンガリー系が県内の広範囲に暮らしている。

県人口 ルーマニア人 ハンガリー系 ドイツ系
1880[3] 194,326 76,668 95,681 13,449
1890 216,158 85,663 114,836 14,030
1900 245,855 93,591 138,086 12,165
1910 267,310 92,264 166,369 6,709
1920 262,937 124,476 81,242 34,982
1948 [4] 312,672
1956 337,531 180,930 145,880 3,588
1966 359,393
1977 393,840
1992 400,789
2002 367,281

地理

サトゥ・マーレ県は総面積が4,418平方キロメートルである。東カルパチア山脈を構成するオアシュ山脈(Oaş)が北側に連なる。この山地面積は総面積の17%になる。均衡は面積の20%を占める丘陵と平野から成り立つ。県西部はパンノニア平原の東部となる。県内には、ソメシュ川(Someş、ハンガリー語ではサモス川 Szamos)、トゥル川(Tur)、クラスナ川が流れる。サトゥ・マーレ県は、かつてのマラムレシュ(Maramureş)地方と、クリシャナ地方(Crişana)の一部とにまたがっている。

経済

サトゥ・マーレ県は、ハンガリー、ウクライナの国境に接することから産業・農業への外国投資が集まっている。県内の主要産業は以下の通りである。

  • 織物産業
  • 機械部品、自動車部品
  • 食品加工業
  • 林業および家具製造

観光

  • オアシュ地方(en:Oaş Country) - 県北東部にある、ルーマニア民俗伝統が強く残る地域
  • オアシュ山脈
  • サトゥ・マーレとチェレイ(en:Cerei)
  • アルドゥド(en:Ardud)とメディエシュ・アウリト(en:Medieşu Aurit)の要塞群

行政区画

県は2つの都市、3つの町、56の小自治体からなる。

主な都市

ギャラリー

  • ゴシック様式のチェレイ城
    ゴシック様式のチェレイ城
  • サトゥ・マーレ市街
    サトゥ・マーレ市街
  • アルドゥドの旧砦
    アルドゥドの旧砦
  • アクシュの改革派教会
    アクシュの改革派教会

参照

  1. ^ National Institute of Statistics, "Populaţia după etnie"
  2. ^ Structura Etno-demografică a României
  3. ^ Erdély etnikai és felekezeti statisztikája
  4. ^ National Institute of Statistics, "Populaţia la recensămintele din anii 1948, 1956, 1966, 1977, 1992 şi 2002"
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