ジノテフラン

ジノテフラン

2-methyl-1-nitro-3-[(tetrahydro-3-furanyl) methyl] guanidine

別称
(RS)-1-methyl-2-nitro-3-[(tetrahydro-3-furanyl) methyl] guanidine; MTI-446
識別情報
CAS登録番号 165252-70-0 チェック
PubChem 197701
ChemSpider 171124 チェック
UNII 1W509710WF チェック
KEGG C18509 チェック
ChEBI
  • CHEBI:39183 チェック
  • [O-][N+](=O)NC(=N/C)\NCC1CCOC1
  • InChI=1S/C7H14N4O3/c1-8-7(10-11(12)13)9-4-6-2-3-14-5-6/h6H,2-5H2,1H3,(H2,8,9,10) チェック
    Key: YKBZOVFACRVRJN-UHFFFAOYSA-N チェック
特性
化学式 C7H14N4O3
モル質量 202.21 g mol−1
外観 白色結晶
密度 1.4 g/cm3 (20℃)
融点

107.5 ℃

への溶解度 39.83 g/L
危険性
半数致死量 LD50 ≥2000 mg/kg (oral, rat and mouse)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ジノテフラン: Dinotefuran)は、三井化学によって開発されたネオニコチノイド系殺虫剤である。

作用機序

ニコチン性アセチルコリン受容体を阻害することで昆虫の神経系に作用する。ジノテフランを含むネオニコチノイド系農薬はミツバチの大量死との関連が指摘されており[1]、開花期には散布するべきではない。

用途

カメムシアブラムシコナジラミアザミウマハモグリバエカイガラムシシロアリゴキブリなどの広範な害虫に対して殺虫活性を持つ[2]。また、獣医学においてもペットのノミマダニ予防薬として使用されている。ピリプロキシフェン(英語版)ペルメトリンと併用される。

出典

  1. ^ “蜂蜜やミツバチ、広がる農薬汚染 9都県で検出”. 日本経済新聞 (2017年8月28日). 2024年2月6日閲覧。
  2. ^ “ジノテフラン”. 三井化学クロップ&ライフソリューション株式会社. 2024年2月6日閲覧。
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