ジロ・デ・イタリア 2011

ジロ・デ・イタリア 2011
Giro d'Italia 2011
レース詳細
開催期間 2011年5月7日 - 29日
ステージ 21
全行程 3,479 km (2,162 mi)
優勝タイム 84h 05' 14" (41.373 km/h (25.708 mph))
レース結果
優勝  ミケーレ・スカルポーニ (ITA) (ランプレ・ISD)
2位  ヴィンチェンツォ・ニバリ (ITA) (リクイガス・キャノンデール)
3位  ジョン・ガドレ (FRA) (AG2R・ラ・モンディアル)

ポイント賞  ミケーレ・スカルポーニ (ITA)
山岳賞  ステファノ・ガルゼッリ (ITA) (アクア & サポーネ)
新人賞  ロマン・クロイツィガー (CZE) (アスタナ・チーム)
チーム時間賞 アスタナ・チーム
2010
2012

ジロ・デ・イタリア 2011 (Giro d'Italia 2011) は、ジロ・デ・イタリアの94回目のレース。2011年5月7日から29日まで行われた。

出場チーム

太字UCIプロチーム
中字はプロフェッショナルコンチネンタルチーム
選手名が斜字の選手は新人賞対象選手(1986年1月1日以降生まれの選手)。 [1]

  • 3月7日に23の出場チームが発表された。合計出場選手がUCIの規則である上限の200名を超える207名となるが、UCIは特別にこれを許可している。[2]
  • 前年優勝者のイヴァン・バッソは出場しないため、ゼッケンは基本的にチームのABC順になり、ステファノ・ガルゼッリが1番に。ただしイタリア建国150周年記念大会と言うことで、現イタリアロードチャンピオンのジョバンニ・ヴィスコンティがゼッケン150番と普通使われない番号を与えられている。
  • 最終順位欄、「DNS」は該当ステージ出走せず、「DNF」は該当ステージ途中棄権、「HD」は該当ステージタイムオーバー。
イタリアの旗 アクア・エ・サポーネ
No. 選手名 最終順位
1 イタリアの旗 ステファノ・ガルゼッリ 26
2 イタリアの旗 マッシモ・コドル 32
3 イタリアの旗 クラウディオ・コリオーニ 150
4 コロンビアの旗 カルロス・ベタンクール 59
5 イタリアの旗 ルッジェーロ・マルツォーリ 118
6 クロアチアの旗 ウラディミル・ミホリェヴィチュ 31
7 イタリアの旗 ダニーロ・ナポリターノ 11・DNF
8 コロンビアの旗 カイエタノ・サルミエント 33
9 イタリアの旗 ファビオ・トボッレ 98

フランスの旗 AG2R・ラ・モンディアル
No. 選手名 最終順位
11 イタリアの旗 リナルド・ノチェンティーニ 70
12 フランスの旗 ジュリアン・ベラール 123
13 フランスの旗 ミカエル・シェレル 62
14 フランスの旗 シリル・デセル 99
15 フランスの旗 ユベール・デュポン 12
16 フランスの旗 ジョン・ガドレ 3
17 ルクセンブルクの旗 ベン・ガスタウアー 88
18 フランスの旗 ユリー・クリヴツォフ 119
19 イタリアの旗 マッテオ・モンタグティ 77

イタリアの旗 アンドローニ・ジョカットーリ
No. 選手名 最終順位
21 コロンビアの旗 ホセ・セルパ 52
22 イタリアの旗 エマヌエーレ・セッラ 35
23 ベネズエラの旗 ホセ・ルハノ 7
24 イタリアの旗 アレッサンドロ・デ・マルキ 109
25 イタリアの旗 ジャイロ・エルメティ 144
26 イタリアの旗 ロベルト・フェッラーリ 143
27 ベネズエラの旗 カルロス・オチョア 65
28 ベネズエラの旗 ハクソン・ロドリゲス 9・DNF
29 スペインの旗 アンヘル・ビシオソ 71

アメリカ合衆国の旗 BMC・レーシングチーム
No. 選手名 最終順位
31 アメリカ合衆国の旗 クリス・バートン 5・DNF
32 アメリカ合衆国の旗 チャド・ベイヤー 152
33 スイスの旗 マティアス・フランク 85
34 スイスの旗 マルティン・コーラー 13・DNF
35 ノルウェーの旗 アレクサンダー・クリストフ 157
36 アメリカ合衆国の旗 クリス・バトラー 9・DNS
37 スイスの旗 ヨハン・チョップ 16
38 スイスの旗 ダニーロ・ウィス 126
39 スイスの旗 ジーモン・ツァーナー 131

イタリアの旗 コルナゴ - CSF・イノックス
No. 選手名 最終順位
41 イタリアの旗 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ 15・DNF
42 イタリアの旗 マヌエル・ベッレッティ 13・DNS
43 イタリアの旗 サシャ・モドロ 13・DNF
44 イタリアの旗 ステファノ・ピラッツィ 61
45 イタリアの旗 フィリッポ・サヴィーニ 19・DNF
46 イタリアの旗 フェデリコ・カヌーティ 94
47 イタリアの旗 シモーネ・ストルトーニ 80
48 イタリアの旗 ジャンルカ・ブランビッラ 95
49 イタリアの旗 マルコ・フラッポルティ 132

スペインの旗 エウスカルテル・エウスカディ
No. 選手名 最終順位
51 スペインの旗 イゴル・アントン 18
52 スペインの旗 ダニエル・セスマ 149
53 スペインの旗 ミゲル・ミンゲス 135
54 スペインの旗 イニャキ・イサシ 63
55 フランスの旗 ピエール・カゾー 124
56 スペインの旗 ハビエル・アラメンディア 115
57 スペインの旗 ホルヘ・アサンサ 68
58 スペインの旗 フアン・ホセ・オロス 15・DNF
59 スペインの旗 ミケル・ニエベ 11

スペインの旗 ジェオックス・TMC
No. 選手名 最終順位
61 ロシアの旗 デニス・メンショフ 8
62 スペインの旗 カルロス・サストレ 30
63 スイスの旗 マルセル・ウィス 34
64 スペインの旗 ダビ・ブランコ 66
65 イタリアの旗 ジャンパオロ・ケウーラ 97
66 ロシアの旗 ドミトリ・コゾンチュク 75
67 コロンビアの旗 ファビオ・ドゥアルテ 8・DNF
68 コロンビアの旗 マウリシオ・アルディラ 122
69 スペインの旗 ラファエル・バユス 14・DNF

アメリカ合衆国の旗 チーム・HTC - ハイロード
No. 選手名 最終順位
71 イギリスの旗 マーク・カヴェンディッシュ 13・DNS
72 イタリアの旗 マルコ・ピノッティ 19・DNF
73 ドイツの旗 パトリック・グレチュ 138
74 アメリカ合衆国の旗 クレイグ・ルイス 19・DNF
75 デンマークの旗 ラース・バク 127
76 チェコの旗 フランティシェク・ラボニ 15・DNF
77 デンマークの旗 アレックス・ラスムセン 154
78 オーストラリアの旗 マーク・レンショー 13・DNS
79 ベラルーシの旗 カンスタンツィン・シウツォウ 10

ロシアの旗 チーム・カチューシャ
No. 選手名 最終順位
81 スペインの旗 ホアキン・ロドリゲス 4
82 イタリアの旗 ダニーロ・ディ・ルーカ 69
83 ロシアの旗 パヴェル・ブルット 128
84 イタリアの旗 ジャンパオロ・カルーゾ 42
85 スペインの旗 ダニエル・モレノ 29
86 ロシアの旗 エドゥアルド・ヴォルガノフ 37
87 スペインの旗 アルベルト・ロサダ 55
88 スペインの旗 ホアン・オラチ 53
89 ベラルーシの旗 アリャクサンドル・クチュインスキー 90

イタリアの旗 ランプレ・ISD
No. 選手名 最終順位
91 イタリアの旗 ミケーレ・スカルポーニ 1
92 イタリアの旗 アレッサンドロ・ペタッキ 15・DNS
93 イタリアの旗 マルコ・マルツァーノ 15・DNF
94 イタリアの旗 ディエゴ・ウリッシ 41
95 ドイツの旗 ダニーロ・ホンド 13・DNS
96 ポーランドの旗 プジェムィスワフ・ニエミエツ 40
97 イタリアの旗 アレッサンドロ・スペツィアレッティ 107
98 イタリアの旗 ダニエーレ・リーギ 125
99 スロベニアの旗 シモン・シュピラック 117

ルクセンブルクの旗 レオパルド・トレック
No. 選手名 最終順位
101 フランスの旗 ブリス・フェイユ 5・DNS[3]
102 ドイツの旗 ドミニク・クレメ 5・DNS[3]
103 オーストリアの旗 トーマス・ローレッガー 5・DNS[3]
104 オランダの旗 トム・スタムスナイダー 5・DNS[3]
105 ポルトガルの旗 ブルーノ・ピレス 5・DNS[3]
106 イタリアの旗 ダヴィデ・ヴィガノ 5・DNS[3]
107 ドイツの旗 ファビアン・ヴェークマン 5・DNS[3]
108 ベルギーの旗 ワウテル・ウェイラント 3・DNF[4]
109 スイスの旗 オリヴァー・ツァウグ 5・DNS[3]

イタリアの旗 リクイガス・キャノンデール
No. 選手名 最終順位
111 イタリアの旗 ヴィンチェンツォ・ニバリ 2
112 イタリアの旗 ヴァレリオ・アニョーリ 83
113 イタリアの旗 エロス・カペッキ 60
114 イタリアの旗 アラン・マランゴーニ 142
115 イタリアの旗 ティツィアーノ・ダッラントニア 139
116 イタリアの旗 ファビオ・サバティーニ 104
117 イタリアの旗 クリスティアーノ・サレルノ 57
118 ポーランドの旗 スィルヴェステル・シュムィド 82
119 イタリアの旗 アレッサンドロ・ヴァノッティ 73

スペインの旗 チーム・モビスター
No. 選手名 最終順位
121 スペインの旗 ダビ・アロヨ 14
122 ベラルーシの旗 ヴァシリ・キリエンカ 25
123 リトアニアの旗 イグナタス・コノワロワス 102
124 チリの旗 カルロス・オヤルスン 112
125 スペインの旗 パブロ・ラストラス 38
126 スペインの旗 セルヒオ・パルディリャ 48
127 スペインの旗 ルイス・パサモンテス 51
128 ベラルーシの旗 ブラニスラウ・サモイラウ 46
129 スペインの旗 フランシスコ・ベントソ 13・DNS

ベルギーの旗 オメガファーマ・ロット
No. 選手名 最終順位
131 ベルギーの旗 ヤン・バケランツ 23
132 イギリスの旗 アダム・ブライス 10・DNF
133 ベルギーの旗 フランシス・デ・フレーフ 24
134 ベルギーの旗 バルト・デ・クレルク 27
135 ベルギーの旗 ヘルト・ドックス 96
136 ベルギーの旗 オリヴィエ・カイセン 141
137 ドイツの旗 セバスティアン・ラング 56
138 フィンランドの旗 ユシ・ヴァイカネン 120
139 ベルギーの旗 クラース・ロデウェイク 147

カザフスタンの旗 アスタナ・チーム
No. 選手名 最終順位
141 チェコの旗 ロマン・クロイツィガー 5
142 イタリアの旗 パオロ・ティラロンゴ 19
143 イタリアの旗 フランチェスコ・マシャレッリ 17・DNS
144 クロアチアの旗 ロベルト・キセルロヴスキ 43
145 カザフスタンの旗 マクシム・グロフ 151
146 スペインの旗 ホセプ・フフレ 74
147 カザフスタンの旗 アレクサンドル・ディアチェンコ 111
148 ロシアの旗 エフゲニー・ペトロフ 39
149 スロベニアの旗 ゴラズド・シュタンゲリ 86

イタリアの旗 ファルネーゼ・ヴィーニ - ネーリ・ソットーリ
No. 選手名 最終順位
150 イタリアの旗 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ 49
151 イタリアの旗 フランチェスコ・ファイッリ 5・DNF
152 イタリアの旗 レオナルド・ジョルダーニ 114
153 イタリアの旗 オスカル・ガット 105
154 イタリアの旗 マッテオ・ラボッティーニ 113
155 イタリアの旗 ルカ・マッツァンティ 103
156 イタリアの旗 エリア・ファヴィッリ 158
157 イタリアの旗 アンドレア・ノエ 14・DNF
158 イタリアの旗 ダヴィデ・リッチ 148

ベルギーの旗 クイックステップ
No. 選手名 最終順位
161 イタリアの旗 フランチェスコ・キッキ 14・DNF
162 イタリアの旗 ダリオ・カタルド 13
163 ドイツの旗 ゲラルト・ツィオレック 13・DNF
164 イタリアの旗 フランチェスコ・レダ 134
165 オランダの旗 アディ・エンヘルス 110
166 イタリアの旗 ダヴィデ・マラカルネ 146
167 フランスの旗 ジェローム・ピノー 84
168 ベルギーの旗 ケヴィン・セールドラーイエルス 50
169 ベルギーの旗 クリストフ・ファンデワル 93

オランダの旗 ラボバンク
No. 選手名 最終順位
171 オーストラリアの旗 グレーム・ブラウン 9・HD
172 オランダの旗 リック・フレンス 155
173 オランダの旗 ステヴェン・クリュイスウェイク 9
174 オランダの旗 ステフ・クレメント 108
175 オランダの旗 トム・スラフター 5・DNF
176 オランダの旗 ブラム・タンキンク 36
177 オランダの旗 ヨス・ファン・エムデン 159
178 オランダの旗 デニス・ファン・ウィンデン 121
179 オランダの旗 ピーター・ウェーニング 45

デンマークの旗 チーム・サクソバンク - サンガード
No. 選手名 最終順位
181 スペインの旗 アルベルト・コンタドール 順位剥奪
182 ルクセンブルクの旗 ローラン・ディディエ 130
183 ウクライナの旗 ヴォロディミル・グストフ 72
184 スペインの旗 ヘスス・エスナンデス 28
185 デンマークの旗 カスパー・クロスターガード 153
186 オーストラリアの旗 リッチー・ポート 81
187 スペインの旗 ダニエル・ナバロ 44
188 イタリアの旗 マッテオ・トザット 136
189 デンマークの旗 ミカエル・メルケフ 156

イギリスの旗 チーム・スカイ
No. 選手名 最終順位
191 スウェーデンの旗 トーマス・ルヴクヴィスト 21
192 カナダの旗 マイケル・バリー 54
193 フィンランドの旗 キェル・カルストルム 133
194 イタリアの旗 ダリオ・チオーニ 76
195 イギリスの旗 ラッセル・ダウニング 140
196 イタリアの旗 ダヴィデ・アッポッロニオ 13・DNF
197 ノルウェーの旗 ラース・ノードハウグ 92
198 イギリスの旗 ピーター・クナウフ 87
199 イタリアの旗 モッリス・ポッソーニ 79

アメリカ合衆国の旗 ガーミン・サーヴェロ
No. 選手名 最終順位
201 アメリカ合衆国の旗 タイラー・ファーラー 5・DNS[5]
202 オーストラリアの旗 ブレット・ランカスター 15・DNF
203 アメリカ合衆国の旗 トーマス・ピーターソン 89
204 ブラジルの旗 ムリロ・フィスシャー 17・DNF
205 フランスの旗 クリストフ・ル・メヴェル 15
206 オーストラリアの旗 キャメロン・マイヤー 137
207 イギリスの旗 デヴィッド・ミラー 100
208 アメリカ合衆国の旗 ピーター・スティーティナ 22
209 オーストラリアの旗 マシュー・ウィルソン 17・DNF

アメリカ合衆国の旗 チーム・レディオシャック
No. 選手名 最終順位
211 ポルトガルの旗 ティアゴ・マシャド 20
212 ウクライナの旗 ヤロスラフ・ポポヴィッチ 64
213 オーストラリアの旗 ロビー・マキュアン 9・HD
214 日本の旗 別府史之 67
215 ポルトガルの旗 マヌエル・カルドゾ 15・DNF
216 アイルランドの旗 フィリップ・デニャン 47
217 南アフリカ共和国の旗 ロバート・ハンター 15・DNS
218 ロシアの旗 イヴァン・ロヴニー 78
219 アメリカ合衆国の旗 ビヨーン・セランダー 129

オランダの旗 ヴァカンソレイユ・DCM
No. 選手名 最終順位
221 イタリアの旗 マッテオ・カッラーラ 17
222 スロベニアの旗 ボルト・ボジチュ 11・DNF
223 ロシアの旗 マクシム・ベルコフ 101
224 ポーランドの旗 ミハウ・ゴワス 16・DNS
225 オランダの旗 ジョニー・ホーヘルラント 58
226 ウズベキスタンの旗 セルゲイ・ラグティン 91
227 イタリアの旗 アルベルト・オンガラート 145
228 イタリアの旗 ミルコ・セルヴァッジ 116
229 ベルギーの旗 フレデリック・フヘレン 106

今大会の概要

プレビュー

コース

  • 今年はイタリア統一150周年を記念し、グランデパールを当時の首都トリノが務めることとなった。そこから反時計回りでイタリアを1周。そしてゴール地は2008年以来3年ぶりの現首都ミラノとなった。同時に初日のチームタイムトライアルも2009年以来2年ぶりに設定された。
  • 第5ステージに昨年に引き続きストラーデ・ビアンケ(白い道)こと未舗装山岳、クローチェ・ディ・フィギーネが登場。今大会では第14ステージのジロ初登場となるモンテ・クロスティスの下りが一部未舗装、翌第15ステージのゴール地ヴァル・ディ・ファッサもゴール前数百mが未舗装、第20ステージに頂上手前の7.9kmが未舗装の2005年以来2度目の登場となるフィネストレ峠が登場するなど、多数の未舗装区間が設定された。
  • 最初の頂上ゴールは第7ステージのモンテヴェルジネ・ディ・メルコリアーノ。続いて第9ステージのエトナ火山。今でも活火山として時折噴火する[6]この山を1631mまで上り、いったん駆け下りてから1904mまで駆け上がるというハードなレイアウト。一番低いところからの獲得標高は1770m、登坂距離は36.7kmと総合争いを一気に絞り込む1日となった。
  • 休息日と比較的難易度の低い3ステージを挟み、第13ステージからは頂上ゴール3連戦を含め最終日までに頂上ゴールが6つ登場する。第13ステージはオーストリアのグロースグロックナー、第14ステージは昨年も登場した地獄の釜として知られるモンテ・ゾンコランがゴール。第15ステージではチマ・コッピとなるジャウ峠を通過後2000m級の山をもう一つ越えガルデッチャ/ヴァル・ディ・ファッサにゴールする獲得標高差6300mを超える極めて過酷なステージ。
  • 休息日明けの第16ステージはネヴェガル山への山岳個人TT。最大傾斜14%、距離12.67kmと昨年登場したプラン・デ・コローネスよりは難易度は低いが、総合戦線を大きく左右する1日となった。第17・18ステージはドロミテ山塊からアルプス山岳への移動ステージだが、2日とも峠を越えるハードな日程。
  • 第19・第20ステージは最後の頂上ゴール2連戦。第19ステージのマクニャーガはカテゴリー3級と難易度は低いが登坂距離は30km近い。翌第20ステージは前述のフィネストレ峠の後、セストリエーレにゴールする。
  • 最終日は4年連続となる個人TT。距離が31.5km(後に26kmに短縮)と、比較的長めとなっていた。
  • また、今大会において平坦ステージは僅かに5つしか存在せず、その平坦ステージにおいてもゴール前が癖のあるプロフィールとなっているステージが多かった。

主な顔ぶれ

レース概要

  • 第3ステージでは最後の4級山岳で飛び出したアンヘル・ビシオソ(アンドローニ・ジョカトーリ)が小集団スプリントを制した。デヴィッド・ミラー(ガーミン・サーヴェロ)がマリア・ローザを獲得したが、3級山岳ボッコ峠の下りでワウテル・ウェイラント(レオパルド・トレック)が落車で落命。この為、この日の表彰式は全てキャンセルされた。翌第4ステージは追悼走行となり、最後はレオパルド・トレックとウェイラントとの親交が深かったタイラー・ファーラー(ガーミン・サーヴェロ)が横一線でゴールラインを越えた。その後レオパルド・トレックとファーラーは大会を去っている。
  • 第5ステージからレースが再開。未舗装路で落車やトラブルが続発する中で絶好の飛び出しを見せたピーター・ウェーニング(ラボバンク)がステージ優勝、さらにマリア・ローザも獲得した。第6ステージは上りスプリントでフランシスコ・ベントソ(モビスター)が勝利。
  • 最初の頂上ゴールとなった第7ステージは残り7kmで飛び出したバルト・デ・クレルク(オメガファーマ・ロット)が集団の猛追を半車身差で凌いでのステージ優勝。有力選手では大きく遅れる選手は無し。第8ステージでは最後の急坂で飛び出したオスカル・ガット(ファルネーゼ・ヴィーニ - ネーリ・ソットーリ)が勝利。同じ急坂で奇襲を見せたアルベルト・コンタドール(チーム・サクソバンク - サンガード)はライバルから17秒を稼ぎ出した。前半最大の勝負所となるエトナ火山ゴールの第9ステージは、そのコンタドールがホセ・ルハノ(アンドローニ・ジョカトーリ)との一騎討ちを制し、マリア・ローザも手中に収めた。
  • 第10ステージは久々の大集団スプリントとなりカヴェンディッシュが第2ステージのリベンジを達成。第11ステージはラスト500mを切って爆発的な飛び出しを見せたジョン・ガドレ(AG2R・ラ・モンディアル)が自身初のグランツールステージ優勝。第12ステージは、カヴェンディッシュが貫禄のスプリントで2勝目。平坦ステージはここで終りを告げ、カヴェンディッシュやペタッキ等有力スプリンターは翌第13ステージに出走しなかった。
  • 本格的なマリア・ローザ争いの始まりを告げる第13ステージは、またもコンタドールとルハノの一騎討ちとなったが、今度はコンタドールがルハノにステージ優勝を譲っている。モンテ・ゾンコランがゴールの続く第14ステージは、レース前日から当日にかけてコースが2度変更されるという混乱の中、イゴル・アントン(エウスカルテル・エウスカディ)がステージ優勝。獲得標高差が6300mを超える第15ステージはミケル・ニエベ(エウスカルテル・エウスカディ)が制し、チーム2連勝。この時点でコンタドールと2位以下の差は4分を超え、コンタドールに大きなミスが無い限り逆転は困難な情勢に。そのコンタドールは休息日明けの第16ステージ・山岳個人TTも制して、2位以下とのタイム差をさらに拡大した。
  • 第17ステージと第18ステージは大逃げ容認となりディエゴ・ウリッシ(ランプレ・ISD)とエロス・カペッキ(リクイガス・キャノンデール)がそれぞれステージ優勝した。第17ステージではジョヴァンニ・ヴィスコンティ(ファルネーゼ・ヴィーニ - ネーリ・ソットーリ)が危険行為で降着となる一幕もあった。
  • 最終第21ステージ、ミラノでの個人タイムトライアルデヴィッド・ミラーが制した。最終的にコンタドールと2位ミケーレ・スカルポーニ(ランプレ・ISD)とのタイム差は6分を超え、大差での決着となった。


レビュー

  • 2008年以来2度目の出場となったアルベルト・コンタドール(チーム・サクソバンク - サンガード)が2度目のマリア・ローザ獲得を果たしたかに見えたが、2012年2月6日スポーツ仲裁裁判所(CAS)により2011年1月25日から2012年8月4日までの出場停止処分を受け、この大会は「出場停止期間」となるため、総合成績をはじめとする全ての順位を剥奪され、このジロのマリア・ローザも没収された。2010年ツールでのドーピング疑惑が未だ解決していなかっただけに、裁定如何では今回のタイトルにも何らかの影響を与える可能性があった。コンタドールは第9ステージでマリア・ローザも奪取、第16ステージの山岳個人TTを制するなど、総合2位ミケーレ・スカルポーニ(ランプレ・ISD)に6分10秒の大差を付ける圧勝だったが、これらもすべて「偽りの成績」として扱われることとなった。
  • スカルポーニは昨年の総合4位を上回り、自身初の表彰台。後に繰り上げにより総合優勝となった。ヴィンチェンツォ・ニバリ(リクイガス・キャノンデール)は総合2位で2年連続の表彰台となった。
  • 2005年に総合3位で表彰台に上がっているホセ・ルハノ(アンドローニ・ジョカトーリ)が総合6位、第13ステージでコンタドールとの一騎討ちを制するなど、久々に元気な姿を見せた。
  • 戦前からスプリンターの活躍できるステージは少ないと予想されていたが、結局大集団でのゴールスプリントとなったステージは第2、10、12の僅か3ステージにとどまった。第2ステージではアレサンドロ・ペタッキ(ランプレ・ISD)がマーク・カヴェンディッシュ(チーム・HTC - ハイロード)の背後から飛び出すという2009年の同ステージと似た構図でペタッキが勝利したが、第10ステージでは逆にペタッキの背後からカヴェンディッシュが飛び出してリベンジ達成。第12ステージでは磐石のトレインからカヴェンディッシュが圧勝した。この他第6ステージは中集団でのスプリント勝負をフランシスコ・ベントソ(チーム・モビスター)が制している。結局ペタッキ、カヴェンディッシュ等多くのスプリンターは最後の平坦ステージとなった第12ステージでリタイアしている。
  • 結局マリア・ロッソ・パッショーネも繰り上げによりスカルポーニが獲得した。トップ10を見てもスプリンターと言える選手は9位のロベルト・フェッラーリ(アンドローニ・ジョカトーリ)くらいで、3年連続でスプリンターではない選手がジャージを獲得することとなった。尚、ポイント賞と総合優勝のダブル獲得は2009年のメンショフ以来となる[9]
  • マリア・ヴェルデはステファノ・ガルゼッリ(アクア & サポーネ)が2回目の獲得。チマ・コッピを通過する第15ステージで大量にポイントを稼ぎ、コンタドールの3賞独占を9ポイント差で阻止した。
  • イタリア統一150周年記念大会ということもあり、150番という特別なゼッケンを着用して大会に臨んだ現イタリアロードチャンピオンのジョヴァンニ・ヴィスコンティ(ファルネーゼ・ヴィーニ - ネーリ・ソットーリ)は膝の故障に苦しみ、第17ステージで1位入線も降着[10]となるなど、大会を通じて良い結果を残すことが出来なかった。
  • ジロ初出場となった別府史之(チーム・レディオシャック)は、第10ステージで逃げに乗って見せ場を作り、総合66位で完走。新城幸也に続くジロ・ツールの完走達成者となった。
  • 前述の通りワウテル・ウェイラント(レオパルド・トレック)が第3ステージ・ボッコ峠の下りで落車して顔面を強打、心肺蘇生措置の甲斐なく死去した。グランツールでの死亡事故は1995年ツールでのファビオ・カサルテッリの事故以来となる。この為第4ステージは前述の通り追悼走行に、レオパルド・トレック及びウェイラントと親交の深かったタイラー・ファーラー(ガーミン・サーヴェロ)が大会から撤退するという結果となった。その後、ウェイラントの着用していたゼッケン108番が永久欠番となることが発表された[11]。この他にも第5ステージではトム・スラフター(ラボバンク)が顔面を強打し下顎骨折、第19ステージではクレイグ・ルイス(チーム・HTC - ハイロード)が大腿骨骨折の重傷を負うなど大きな事故の目立った大会となった。又、大会とは直接関係はないものの昨年のジロに出場していたシャビエル・トンド(チーム・モビスター)が第2休息日に不慮の事故で急逝、この為第16ステージ開始前に1分間の黙祷が捧げられている。
  • 昨年以上に難易度の高いコース設定、レオパルド・トレックの大会撤退、スプリンターの大量リタイアなどもあったが、出場207選手中、完走159選手と昨年に比べ完走選手数・完走率共に上昇する結果となった。尚、総合最下位はヨス・ファン・エムデン(ラボバンク)だった。

日程

区間 行程 km 特徴 区間優勝 総合首位 ポイント賞 山岳賞 新人賞
1 5/7 ヴェナリーア・レアーレトリノ 19.3 チームタイムトライアル
平坦
アメリカ合衆国の旗 チーム・HTC - ハイロード イタリアの旗 マルコ・ピノッティ アメリカ合衆国の旗 ビヨン・セランダー
2 5/8 アルバ - パルマ 244.0 平坦 イタリアの旗 アレサンドロ・ペタッキ イギリスの旗 マーク・カヴェンディッシュ イタリアの旗 アレサンドロ・ペタッキ ドイツの旗 セバスティアン・ラング
3 5/9 レッジョ・エミリアラパッロ 173.0 平坦 スペインの旗 アンヘル・ビシオソ イギリスの旗 デヴィッド・ミラー イタリアの旗 ジャンルカ・ブランビッラ ベルギーの旗 ヤン・バケランツ
4 5/10 クアルト・デイ・ミッレ - リヴォルノ 216.0 中級山岳 追悼区間のため該当者なし
5 5/11 ピオンビーノオルヴィエート 191.0 中級山岳 オランダの旗 ピーター・ウェーニング オランダの旗 ピーター・ウェーニング スイスの旗 マルティン・コーラー オランダの旗 ステヴェン・クリュイスウェイク
6 5/12 オルヴィエートフィウッジ 216.0 中級山岳 スペインの旗 フランシスコ・ベントソ
7 5/13 マッダローニメルコリアーノ 110.0 山岳 ベルギーの旗 バルト・デ・クレルク ベルギーの旗 バルト・デ・クレルク
8 5/14 サプリ - トロペーア 217.0 平坦 イタリアの旗 オスカル・ガット
9 5/15 メッシーナエトナ 169.0 山岳 スペインの旗 アルベルト・コンタドール スペインの旗 アルベルト・コンタドール スペインの旗 アルベルト・コンタドール[12] イタリアの旗 フィリッポ・サヴィーニ チェコの旗 ロマン・クロイツィガー
5/16 休息日
10 5/17 テルモリテーラモ 159.0 平坦 イギリスの旗 マーク・カヴェンディッシュ スペインの旗 アルベルト・コンタドール イタリアの旗 アレサンドロ・ペタッキ[13] イタリアの旗 フィリッポ・サヴィーニ チェコの旗 ロマン・クロイツィガー
11 5/18 トルトレートカステルフィダルド 142.0 中級山岳 フランスの旗 ジョン・ガドレ
12 5/19 カステルフィダルドラヴェンナ 184.0 平坦 イギリスの旗 マーク・カヴェンディッシュ
13 5/20 スピリンベルゴオーストリアの旗 グロースグロックナー山 167.0 山岳 ベネズエラの旗 ホセ・ルハノ スペインの旗 アルベルト・コンタドール[14] スペインの旗 アルベルト・コンタドール[15]
14 5/21 オーストリアの旗 リエンツモンテ・ゾンコラン 210.0[16] 山岳 スペインの旗 イゴル・アントン
15 5/22 コネリアーノ - ガルデッチア/ヴァル・ディ・ファッサ 229.0 山岳 スペインの旗 ミケル・ニエベ イタリアの旗 ステファノ・ガルゼッリ
5/23 休息日
16 5/24 ベッルーノ - ネヴェガル 12.7 個人タイムトライアル
山岳
スペインの旗 アルベルト・コンタドール スペインの旗 アルベルト・コンタドール スペインの旗 アルベルト・コンタドール[14] イタリアの旗 ステファノ・ガルゼッリ チェコの旗 ロマン・クロイツィガー
17 5/25 フェルトレティラーノ[17] 230.0 山岳 イタリアの旗 ディエゴ・ウリッシ[18]
18 5/26 モルベーニョサン・ペッレグリーノ・テルメ 151.0 中級山岳 イタリアの旗 エロス・カペッキ
19 5/27 ベルガモマクニャーガ 209.0 山岳 イタリアの旗 パオロ・ティラロンゴ
20 5/28 ヴェルバーニアセストリエーレ 242.0 山岳 ベラルーシの旗 ヴァシル・キリエンカ
21 5/29 ミラノ 31.5[19] 個人タイムトライアル
平坦
イギリスの旗 デヴィッド・ミラー

結果

総合成績

マリア・ローザ
順位 選手名 国籍 チーム 時間
順位剥奪 アルベルト・コンタドール スペインの旗 スペイン チーム・サクソバンク - サンガード 84時間05分14秒
1 ミケーレ・スカルポーニ イタリアの旗 イタリア ランプレ・ISD +6分10秒
2 ヴィンチェンツォ・ニバリ イタリアの旗 イタリア リクイガス・キャノンデール +6分56秒
3 ジョン・ガドレ フランスの旗 フランス AG2R・ラ・モンディアル +10分04秒
4 ホアキン・ロドリゲス スペインの旗 スペイン チーム・カチューシャ +11分05秒
5 ロマン・クロイツィガー  チェコ アスタナ・チーム +11分28秒
6 ホセ・ルハノ ベネズエラの旗 ベネズエラ アンドローニ・ジョカットーリ +12分12秒
7 デニス・メンショフ ロシアの旗 ロシア ジェオックス・TMC +12分18秒
8 ステーヴェン・クロイスヴェイク オランダの旗 オランダ ラボバンク +13分51秒
9 カンスタンツィン・シウツォウ  ベラルーシ チーム・HTC - ハイロード +14分10秒
10 ミケル・ニエベ スペインの旗 スペイン エウスカルテル・エウスカディ +16分08秒
11 ユベール・デュポン フランスの旗 フランス AG2R・ラ・モンディアル +18分06秒
12 ダリオ・カタルド イタリアの旗 イタリア クイックステップ +18分23秒
13 ダビ・アロヨ スペインの旗 スペイン チーム・モビスター +26分56秒
14 クリストフ・ル・メヴェル フランスの旗 フランス ガーミン・サーヴェロ +32分08秒
15 ヨハン・チョップ スイスの旗 スイス BMC・レーシングチーム +35分20秒
16 マッテオ・カッラーラ イタリアの旗 イタリア ヴァカンソレイユ・DCM +37分08秒
17 イゴル・アントン スペインの旗 スペイン エウスカルテル・エウスカディ +37分39秒
18 パオロ・ティラロンゴ イタリアの旗 イタリア アスタナ・チーム +38分21秒
19 ティアゴ・マシャド ポルトガルの旗 ポルトガル チーム・レディオシャック +39分59秒
66 別府史之 日本の旗 日本 チーム・レディオシャック +2時間25分06秒

ポイント賞

マリア・ロッサ
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
順位剥奪 アルベルト・コンタドール スペインの旗 スペイン チーム・サクソバンク - サンガード 202
1 ミケーレ・スカルポーニ イタリアの旗 イタリア ランプレ・ISD 122
2 ヴィンチェンツォ・ニバリ イタリアの旗 イタリア リクイガス・キャノンデール 121
3 ホセ・ルハノ ベネズエラの旗 ベネズエラ アンドローニ・ジョカットーリ 107
4 ジョン・ガドレ フランスの旗 フランス AG2R・ラ・モンディアル 97
5 ホアキン・ロドリゲス スペインの旗 スペイン チーム・カチューシャ 87
6 ロマン・クロイツィガー  チェコ アスタナ・チーム 85
7 ステファノ・ガルゼッリ イタリアの旗 イタリア アクア & サポーネ 81
8 ロベルト・フェッラーリ イタリアの旗 イタリア アンドローニ・ジョカットーリ 70
9 パブロ・ラストラス スペインの旗 スペイン チーム・モビスター 66
62 別府史之 日本の旗 日本 チーム・レディオシャック 8

山岳賞

マリア・ヴェルデ
順位 選手名 国籍 チーム ポイント
1 ステファノ・ガルゼッリ イタリアの旗 イタリア アクア & サポーネ 67
順位剥奪 アルベルト・コンタドール スペインの旗 スペイン チーム・サクソバンク - サンガード 58
2 ホセ・ルハノ ベネズエラの旗 ベネズエラ アンドローニ・ジョカットーリ 43
3 ミケル・ニエベ スペインの旗 スペイン エウスカルテル・エウスカディ 39
4 ジャンルカ・ブランビッラ イタリアの旗 イタリア コルナゴ - CSF・イノックス 29
5 ヴァシル・キリエンカ  ベラルーシ チーム・モビスター 24
6 エマヌエーレ・セッラ イタリアの旗 イタリア アンドローニ・ジョカットーリ 23
7 ミケーレ・スカルポーニ イタリアの旗 イタリア ランプレ・ISD 23
8 ヴィンチェンツォ・ニバリ イタリアの旗 イタリア リクイガス・キャノンデール 22
9 ジョニー・ホーヘルラント オランダの旗 オランダ ヴァカンソレイユ・DCM 21
43 別府史之 日本の旗 日本 チーム・レディオシャック 3

新人賞

マリア・ビアンカ
順位 選手名 国籍 チーム 時間
1 ロマン・クロイツィガー  チェコ アスタナ・チーム 84時間16分42秒
2 ステヴェン・クリュイスウェイク オランダの旗 オランダ ラボバンク +2分23秒
3 ピーター・スティーティナ アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガーミン・サーヴェロ +38分41秒
4 ヤン・バケランツ ベルギーの旗 ベルギー オメガファーマ・ロット +43分39秒
5 バルト・デ・クレルク ベルギーの旗 ベルギー オメガファーマ・ロット +52分57秒
6 カイエタノ・サルミネント スペインの旗 スペイン アクア & サポーネ +1時間06分01秒
7 マルセル・ウィス スイスの旗 スイス ジェオックス・TMC +1時間07分16秒
8 ディエゴ・ウリッシ イタリアの旗 イタリア ランプレ・ISD +1時間20分14秒
9 ロベルト・キセルロヴスキ クロアチアの旗 クロアチア アスタナ・チーム +1時間22分10秒
10 ケヴィン・セールドラーイエルス ベルギーの旗 ベルギー クイックステップ +1時間42分22秒

チーム時間賞

順位 チーム名 国籍 時間
1 アスタナ・チーム カザフスタンの旗 カザフスタン 252時間44分52秒
2 チーム・モビスター スペインの旗 スペイン +10分00秒
3 AG2R・ラ・モンディアル フランスの旗 フランス +11分23秒
4 チーム・カチューシャ ロシアの旗 ロシア +24分46秒
5 ジェオックス・TMC スペインの旗 スペイン +38分41秒
6 チーム・サクソバンク - サンガード  デンマーク +45分23秒
7 オメガファーマ・ロット ベルギーの旗 ベルギー +1時間07分35秒
8 アクア & サポーネ イタリアの旗 イタリア +1時間07分57秒
9 エウスカルテル・エウスカディ スペインの旗 スペイン +1時間20分35秒
10 ランプレ・ISD イタリアの旗 イタリア +1時間24分01秒

その他の賞

脚注

  1. ^ Giro d'Italia start list - cyclingnews.com
  2. ^ ジロ出場23チーム発表 ファルネーゼヴィーニやジェオックスが選出 - cyclowired.jp
  3. ^ a b c d e f g h ウェイラントの事故死に伴い、翌第4ステージの追悼走行をもってチームごと大会から撤退した。
  4. ^ 第3ステージが行われていた5月9日に落車によって大怪我を負い死去。
  5. ^ 親交の深かったウェイラントの事故死に伴い、翌第4ステージの追悼走行をもって大会から撤退した。
  6. ^ 実際に大会中に噴火活動が活発化したが、無事にステージは開催された。
  7. ^ ジロ初出場のフミ「良い状態で挑む。チャンスがあれば狙いたい」 - cyclowired.jp
  8. ^ マントヴァ・ドーピング捜査の余波広がる ジロのスタートリストに変動 - cyclowired.jp
  9. ^ メンショフのポイント賞もダニーロ・ディルーカのドーピング違反による繰り上げ。
  10. ^ 詳細はジロ・デ・イタリア 2011 第12-第21ステージ結果#第17ステージ参照。
  11. ^ Weylandt’s race number retired from Giro d’Italia - velonation.com
  12. ^ 翌第10ステージではポイント賞2位のアレサンドロ・ペタッキが繰り下げでジャージを着用した。
  13. ^ ペタッキは第13ステージ未出走。この為、同ステージにおいてはポイント賞2位のアルベルト・コンタドールがマリア・ローザ着用のため、同3位のロベルト・フェッラーリが繰り下げでジャージを着用した。
  14. ^ a b 第14ステージから最終第21ステージまではポイント賞2位のミケーレ・スカルポーニが繰り下げでジャージを着用した。
  15. ^ 翌第14ステージでは山岳賞2位のホセ・ルハノが、第15ステージでは同2位のジャンルカ・ブランピッラが繰り下げでそれぞれジャージを着用した。
  16. ^ レース前日に190kmに短縮、さらにレース中に172kmに再短縮された。
  17. ^ 当初、ソンドリオがゴール地の予定であったが変更となった。
  18. ^ 1位入線のジョヴァンニ・ヴィスコンティがゴールスプリント時の危険行為により降着となったため繰り上げ優勝。
  19. ^ 26kmに短縮

関連項目

参考文献

  • cyclingnews.com(英語)

外部リンク

  • 公式サイト(英語)
  • CYCLINGTIME.com
  • J SPORTS
  • cyclowired.jp