トヨタ・H8909

トヨタ H8909 エンジン
概要
製造会社 トヨタ自動車
生産 2016–現在
レイアウト
構成 90° V型6気筒
ブロック素材 アルミニウム
シリンダーヘッド素材 アルミニウム
動弁装置 24-バルブ (4バルブ/シリンダー), DOHC
燃焼
ターボチャージャー ツインターボ
燃料系統 直噴
燃料種別 Shell V-Power ガソリン (2016-2017)
Total Excellium E20燃料 (2018-2021)
Total Excellium Racing 100 (2022 - )
オイル系統 ドライサンプ
出力
出力 367kw(500PS

トヨタ H8909エンジンとは、トヨタ自動車LMP1クラスおよびLMHクラス向けに開発したV6ツインターボエンジンである。

TS050 HYBRIDGR010 HYBRIDに搭載された。

TS050 HYBRID

母国富士6時間耐久レースを含む全レースで勝利を挙げられなかった2015年シーズンを踏まえ、本来2017年シーズンに投入されるはずだった新型のV6ツインターボエンジンを前倒しでTS050 HYBRIDに搭載した。THS-Rの一部として組み込まれ、共に搭載される蓄電池はスーパーキャパシタからリチウムイオン電池に変更された。前後に搭載された運動エネルギー回生システム(ERS)の500馬力に加え、内燃機関(ICE)単体で500馬力を出力する。

エンジン排気量は2.4リッターで、F1スーパーフォーミュラなどで導入されているプレチャンバー型燃焼室の技術を導入している[1]

GR010 HYBRID

LMH規定に則って開発されたGR010 HYBRIDにはTS050 HYBRIDに搭載されたものをベースに3.5リッター化、バンク角は120度へ変更された。なおレギュレーションで最高出力が制限されていることに加え、いわゆる性能調整(BoP)の存在もあり、プレチャンバー型燃焼室を導入するメリットがないとして燃焼室は通常タイプのものとなっている[1]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b WECハイパーカーに注目/エンジン大好き世良耕太が選ぶ2024年に期待するモータースポーツマシン - オートスポーツ・2024年1月7日
日本の旗 トヨタ自動車のプロトタイプスポーツカーレース活動
2012年 - 現在
LMP1 / LMH
現在の関係者
  • 日本の旗 小林可夢偉 (チーム代表)
  • オランダの旗 ロブ・ルーペン (チームディレクター)
  • ドイツの旗 トム・ファウラー (テクニカルディレクター)
  • オランダの旗 ジョン・リッチェンス (車両開発プロジェクトリーダー)
  • 日本の旗 小島正清 (GRパワートレーン推進部部長)
  • 日本の旗 佐藤恒治 (TGR-E会長)
  • 日本の旗 中嶋一貴 (TGR-E副会長)
過去の関係者
現在のドライバー
過去のドライバー
車両
関連組織
※役職等は2023年4月時点。
1998年 - 1999年
LMGT1 / LMGTP
主な関係者
ドライバー
車両
関連組織
1989年 - 1993年
IMSA GTP
主な関係者
ドライバー
車両
関連組織
1982年 - 1994年
グループC
主な関係者
ドライバー
車両
運用チーム
関連組織
1977年 - 1978年
グループ5
ドライバー
車両
運用チーム
関連組織
1968年 - 1970年
グループ7
ドライバー
車両
関連組織
関連項目