ニコラス・メルカトル

ニコラス・メルカトル(Nicholas (Nikolaus) Mercator、1620年頃 - 1687年)は17世紀の数学者

北ドイツのオイティンに生まれた。1642年から1648年までオランダで暮らし、1648年から1654年までコペンハーゲン大学で教え、その後パリで暮らし、1657年にサセックスで第10代ノーサンバランド伯アルジャーノン・パーシーの息子のジョスリン・パーシーの数学の家庭教師を務め、1658年から1682年までロンドンで数学を教えた。1666年に王立協会の会員になり[1]、チャールズ2世のために航海用時計を設計し、ヴェルサイユ宮殿の噴水の設計と製作をおこなった。

もっとも知られているのは1668年の対数に関する著書『対数術』(: Logarithmo-technica)でGregory Saint-Vincentと独立に式:

ln ( 1 + x ) = x 1 2 x 2 + 1 3 x 3 1 4 x 4 + {\displaystyle \ln(1+x)=x-{\frac {1}{2}}x^{2}+{\frac {1}{3}}x^{3}-{\frac {1}{4}}x^{4}+\cdots }

を導き、自然対数という用語を導いた。

音楽理論の分野でも53平均律の理論で知られる。

出典

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  1. ^ "Mercator; Nicolas (c 1620 - 1687)". Record (英語). The Royal Society. 2012年3月25日閲覧
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