ミヤマキケマン

ミヤマキケマン
福島県会津地方 2010年5月
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: キンポウゲ目 Ranunculales
: ケシ科 Papaveraceae
: キケマン属 Corydalis
: フウロケマン Corydalis pallida
変種 : ミヤマキケマン var. tenuis
学名
Corydalis pallida (Thunb.) Pers. var. tenuis Yatabe
シノニム

Corydalis hondoensis Ohwi

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ミヤマキケマン(深山黄華鬘、学名:Corydalis pallida var. tenuis)はキケマン属越年草有毒植物。フウロケマンの変種

特徴

は赤みを帯び、下方で分枝して斜上し、高さは20-50cmになる。は1-2回羽状複葉で、小葉はさらに羽状に深裂する。葉はしばしば紫褐色を帯びる。
花期は4-7月で、茎の先に3-10cmの総状花序をつけ、多数の黄色いを密につける。花の長さは20-23mmになる。果実蒴果で、長さ2-3cmの線形になり、数珠状になる。

分布と生育環境

本州の近畿地方以北に分布し、山地の日当たりのよい、林縁、道路法面、崩壊地、谷川の礫地などにふつうに生育する。「ミヤマ」と名前がつくが、深山に自生することは少ない。

基本種である フウロケマン(風露華鬘、学名:Corydalis pallida var. pallida )は、本州の中部地方以西、四国、九州に分布する。

ギャラリー

  • 茎は丸く、下方で分枝し斜上する。
    茎は丸く、下方で分枝し斜上する。

関連項目

参考文献

  • 佐竹義輔大井次三郎北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅱ離弁花類』、1982年、平凡社
  • 林弥栄編『山渓カラー名鑑 日本の野草』、1983年、山と渓谷社
  • 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
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