ラスベガス・ストリップ・サーキット

曖昧さ回避 過去にラスベガスGPが行われた「ラスベガス市街地コース」とは異なります。
ラスベガス・ストリップ・サーキット
所在地アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス市・パラダイス
標準時アメリカ西部時間
UTC-8 / UTC-7 DST
座標北緯36度06分36秒 西経115度09分43秒 / 北緯36.11000度 西経115.16194度 / 36.11000; -115.16194座標: 北緯36度06分36秒 西経115度09分43秒 / 北緯36.11000度 西経115.16194度 / 36.11000; -115.16194
オープン2023年11月16日
設計者ヘルマン・ティルケ
主なイベントF1 ラスベガスグランプリ
市街地コース(2023-)
コース長6.201 km (3.853 mi)
コーナー数17
レコードタイム1:35.490 (オーストラリアの旗 オスカー・ピアストリ, マクラーレン, 2023)

ラスベガス・ストリップ・サーキットLas Vegas Strip Circuit)は、ラスベガス郊外にあるラスベガス・ストリップとその周辺を舞台としたサーキット[1]2023年からフォーミュラ1(F1)のラスベガスグランプリが開催された。

特徴

全長は6.120km。現行のサーキットの中ではスパ・フランコルシャンジッダ市街地コースに続く3番目の長さになっている。コースは反時計回りになっており、17のコーナーと最長1.9kmに及ぶ3本のストレート、1つのヘアピンセクションで構成されたサーキットになっている。最高速度は2023年に350.5km/hを記録した[2]DRSゾーンは2箇所に設置される。決勝レースは土曜日22時より50周のナイトレースで行われた[3]

最初はヘアピンで始まり、その後はコースが僅かに左や右に曲がり、常設サーキットから街のストリートに移行する。ターン5から9にかけては、2023年9月に開業した球体型コンサート会場スフィアの周囲を走行する。ターン12から14にかけてのバックストレートはベネチアンシーザース・パレス[注 1]、ベラージオなどの高級カジノホテルが立ち並ぶ目抜き通り(ストリップ)を通過する約2kmの全開区間となる。

ピットガレージやパドック、ホスピタリティ施設などはストリップの東側に設けられる予定で、F1を主催するリバティメディアでは、2022年5月にピット用地として39エーカーの土地を2億4000万ドル(約310億円)で購入したことを明らかにしている[5]。このこともあって、ラスベガスグランプリは他のグランプリと異なり、フォーミュラワン・グループとリバティメディアが自らプロモーターとなって開催された[5]

ラスベガス・ストリップ(2019年)。パリス・ラスベガスのエッフェル塔やベラージオの噴水の前を通過する。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 1981年-1982年にシーザーズ・パレスの駐車場に作られたシーザーズ・パレス・グランプリ・サーキットシーザーズ・パレスグランプリが開催されていた[4]

出典

  1. ^ “F1ラスベガスGP、サーキット名は「ラスベガス・ストリップ・サーキット」”. F1-Gate.com. 2023年3月14日閲覧。
  2. ^ “Formula 1 Heineken Silver Las Vegas Grand Prix 2023 – Race Maximum Speeds”. Fédération Internationale de l'Automobile (2023年11月18日). 2023年11月18日閲覧。
  3. ^ “ラスベガス市街地コースとは?”. formula1-data. 2023年11月8日閲覧。
  4. ^ “今週末、41年ぶりにラスベガスGPが復活。かつてシーザーズパレスを舞台に開催されていたグランプリは、単調なコースレイアウトで不評だった?”. motorsport.com (2023年11月13日). 2024年2月17日閲覧。
  5. ^ a b ラスベガスGPはF1とリバティ・メディアが主催者。彼らが巨額投資をする理由 - motorsport.com 2022年5月18日

関連項目

外部リンク

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