山形和行

山形和行(やまがた かずゆき、1948年 - )は、日本航空会社全日本空輸の元操縦士・機長。ユニークな機内アナウンスをする山形機長として知られている。

来歴

1948年大阪府布施市(現・東大阪市)出身[1]

航空大学校を卒業し、1971年全日本空輸に入社。同年、副操縦士となる。1976年機長資格を取得。国内線を主に担当していた。1984年ごろからユニークな機内アナウンスをするようになる[2]。「本日も世界で最も安全な翼ANAをご利用いただきありがとうございます」、「天使いたずらで飛行機が揺れることもございますが、飛行の安全性にはまっっったく影響ございません」といった特徴的なアナウンスを行なっていた[3]1992年より、国際線を主に担当するようになった。2002年、再び国内線主体となる(近距離国際線にも従事)。2008年、60歳のこの年、航空身体検査附加試験に合格し、定年を延長する。

2008年ベスト・ファーザー in 関西を受賞(一般部門)[4]

2010年、全日空401便(神戸札幌行)で飛行時間20,000時間を達成。2013年、ラストフライトとなる全日空30便(伊丹羽田行)をもって、全日空を退職。総飛行時間21,323時間。無事故ダイバートもなかった[1]

全日空退社後は、【夢 実現】未来工房の代表に就任し、全国各地で講演活動を行なっている。他にも、(株)エグゼ 旅サロン・ユウの顧問、一般社団法人日本生活文化推進協議会の委員なども務める[1]

著書

  • 『日めくり 名物機長のつぶやき「空 高く」』 JDC出版、2007年、ISBN 978-4890083992
  • 『世界一のココロの翼を目指した "名物機長"のホスピタリティ 〜いつも笑顔で目指そう! 完璧! 感動! 感謝!〜』 ごま書房新社2013年、ISBN 978-4341085483
  • 『「名物機長」の"夢 実現"フライト人生: "打たれた杭"を支えた「訓え」とは』ごま書房新社、2017年、ISBN 978-4341086886

操縦資格

出典:"名物機長"のホスピタリティ

逸話・その他

  • その特徴的なユニークな機内アナウンスは、不快に思う乗客(仕事で疲れているビジネスマンや身内に不幸のあった人など)もいるが、多くの乗客には概ね好評でファンレターなどを多くもらっている[1]
  • 機長経験者としては珍しい複数[1]ファンクラブの存在する機長である[5]

出典

  1. ^ a b c d e "名物機長"のホスピタリティ
  2. ^ "名物機長"のホスピタリティ P55
  3. ^ ANA 山形機長 機内アナウンス集
  4. ^ [1]
  5. ^ [2]

関連項目

外部リンク

典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • VIAF
国立図書館
  • 日本
学術データベース
  • CiNii Books
  • CiNii Research