楽経

楽経(がっけい)とは、儒教で大切にされる六経(りっけい)の一つ。

儒家の経典。音楽について述べたというが伝わらず、秦の焚書で失われたとも、本来なかったともされる。五経とあわせて六経とする。

始皇帝焚書坑儒により現在に伝わらないと言われている。ただし、その内容には異論があり、もともと儀礼に付けられた儀式音楽そのものであったという説、『詩経』に付けられた音楽そのものであったという説と、音楽理論に関する書物であって古くに亡佚したという説がある。『楽経』の注釈書である「楽記」(がっき)は前漢の戴聖によって『礼記』に収められている。

2024年に入り、失われたとされる楽経の一部が出土された[1]

関連項目

脚注

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出典

  1. ^ CRI (2024年4月2日). “2000年以上失われていた儒教経典『楽経』を発見か”. japanese.cri.cn. 2024年4月3日閲覧。
総称
五経
易経
  • 三易(連山・帰蔵・周易)
書経
詩経
春秋
四書
その他
石経
古注
漢代
魏・晋
唐代
義疏
注疏
南北朝時代
唐代
宋代
清代
新注
朱熹
その他
  • 胡安国『春秋胡氏伝』
  • 蔡沈(中国語版)『書集伝』
その他
  • 関連項目
研究
関連分野
  • カテゴリ:経書
  • カテゴリ:注釈書