歌口

曖昧さ回避 楽器の「マウスピース」とは異なります。

歌口(うたぐち)とは、管楽器において、吹奏のために唇を当てる、もしくは口に咥える部分、つまり吹き口のこと。「唄口」と書くこともある。独立した部品であるか否かを問わない。

  • 横笛の場合は、側面に開けられた穴のうち、唇に当てて息を吹き込む穴(吹き口、blow hole)のこと。尺八リコーダーケーナのような縦笛の場合は、息を吹き込む管の上端部のこと。クラリネットサクソフォーン篳篥オーボエ等のリード楽器においては口に咥える部分のこと。
  • トランペットなど、唇を当てる部分が着脱できる独立した部品となっている場合、一般に「マウスピース」と呼ぶが、この部品を指す訳語としても用いられる。フルートの吹き口は、管とは別の部品(一般にリッププレートと呼ぶ)をろう付けして形成する。着脱はできないが、この部品を指して歌口と呼ぶこともある。なお、ボクサーなどが使用する口腔内、歯を保護する物もマウスピース (スポーツ)と呼ばれる。
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