浜松県

浜松県(はままつけん、旧字体濱松󠄁縣)は、1871年明治4年)に遠江国一円を管轄するために設置された1876年(明治9年)静岡県に吸収合併され廃止。 現在の静岡県西部及び中部の一部にあたる。

統合への批判

静岡県への編入後、明治政府に対して分県を求める運動が幾度も起こったが、いずれも却下されてしまった。なお、現在でも一部で「浜松vs静岡」の言葉が存在するが、これが由来であるとも言われている。

沿革

後年作成された1872年(明治4年)旧12月の行政区画地図における浜松県
後年作成された1872年(明治4年)旧12月の行政区画地図における浜松県

管轄地域

現行の自治体では以下に相当する。

歴代知事

  • 1871年(明治4年)11月15日 - 1872年(明治5年)5月2日 : 権令・多久茂族(元佐賀藩家老多久領主
  • 1871年(明治4年)12月3日 - 1872年(明治5年)7月27日 : 権参事・岩崎長武(元高知藩士
  • 1872年(明治5年)7月27日 - 1872年(明治5年)11月27日 : 参事・岩崎長武(前浜松県権参事)
  • 1872年(明治5年)11月27日 - 1876年(明治9年)8月21日 : 県令・林厚徳(前額田県権令、元徳島藩士)

関連項目

先代
堀江県
静岡県の一部(遠江国
行政区の変遷
1871年 - 1876年
次代
静岡県
日本の旗 日本の廃止された府県(1871年 - 1943年)
北海道
日本の廃止された府県
東北
関東
中部
近畿
中国
四国
九州
関連事項
順番は五十音順、地方区分行政による。
…改名されて現存する県。
府藩県三治制下の府県、廃藩置県により藩がそのまま改称した県は割愛。
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