球台

球台

球台 (きゅうだい、spherical segment) は、球面または球体を1対の平行な平面で切断することにより定義される立体である。先端が切り取られた球冠と考えることができ、球の錐台に相当する。

球台(の表面)から2つの底面を除いた曲面は、球帯 (きゅうたい、spherical zone) と呼ばれる。

もとの球の半径R とし、球台の底面の半径を r1r2 とし、高さ(2つの平行な底面間の距離)を h とすると、体積は次の式で与えられる。

V = π h 6 ( 3 r 1 2 + 3 r 2 2 + h 2 ) . {\displaystyle V={\frac {\pi h}{6}}\left(3r_{1}^{2}+3r_{2}^{2}+h^{2}\right).}

上底と下底を除いたものである球帯の表面積は、次の式で与えられる。これはランベルト正積円筒図法や円柱投影に関係が深い。

A = 2 π R h . {\displaystyle A=2\pi Rh.}

関連項目

  • 球冠
  • 球面扇形(英語版)(球面錐) - ステラジアンも参考になる。
  • 球面楔形(英語版) - 二角形(球面二角形、月形)も参考になる。

出典

  • Kern, William F.; Bland, James R. (1938). Solid Mensuration with Proofs. p. 95–97. https://archive.org/details/in.ernet.dli.2015.205959 

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、球台に関連するカテゴリがあります。
  • Weisstein, Eric W. "Spherical segment". mathworld.wolfram.com (英語).
  • Weisstein, Eric W. "Spherical zone". mathworld.wolfram.com (英語).
  • Summary of spherical formulas
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