菟原(うない、旧仮名遣:うなひ)は兵庫県芦屋市および神戸市東灘区付近を中心とした古地名。『万葉集』には菟名日、宇名比の他に「菟原」の表記があり、そこから「うはら」と読むようになったと考えられる。
『和名抄』には「摂津国菟原郡宇波良(うはら)」とある。
参考文献
- 神戸新聞出版センター(編集・制作) 編『兵庫県大百科事典 上巻』神戸新聞出版センター、1983年。
関連項目
- 菟原郡 - 律令制以降、同地を管轄していた郡。
- 菟原処女の伝説 - 2人の男から求婚を受けた娘が自害し男たちが後を追ったという、当地に伝わる伝説。