2022年のインディカー・シリーズ
2022年のインディカー・シリーズ | |||
前年: | 2021 | 翌年: | 2023 |
2022年のNTT・インディカー・シリーズ (2022 NTT IndyCar Series) は、インディカー・シリーズの27年目のシーズンとなる。第106回インディアナポリス500マイルレースはシリーズ6戦目として5月29日に開催された。
参戦チーム・ドライバー
以下のチームとドライバーが2022年シーズンを戦い、全チームがシャシーはユニバーサルエアロキットを装着したダラーラ・IR18、タイヤはファイアストンを使用する。
前年度チャンピオンのアレックス・パロウはカーナンバー「10」を継続して使用するため、2年連続でフル参戦ドライバーのカーナンバー「1」が不在[N 1]のシーズンとなる。
チーム | エンジン | No. | ドライバー | ラウンド |
---|---|---|---|---|
A.J.フォイト・エンタープライズ | シボレー | 4 | ダルトン・ケレット[1] | 全戦 |
11 | タチアナ・カルデロン[1] R | 1, 3-5, 7-9 | ||
J.R.ヒルデブランド | 2, 6 | |||
14 | カイル・カークウッド[1] R | 全戦 | ||
アンドレッティ・オートスポーツ | ホンダ | 27 | アレクサンダー・ロッシ[2] | 全戦 |
28 | ロマン・グロージャン[2] | 全戦 | ||
アンドレッティ・オートスポーツ ウィズ カーブ・アガジャニアン | 26 | コルトン・ハータ[2] | 全戦 | |
アンドレッティ・スタインブレナー・オートスポーツ | 29 | デブリン・デフランチェスコ[3] R | 全戦 | |
アンドレッティ・ハータ・オートスポーツ ウィズ マルコ・アンドレッティ & カーブ・アガジャニアン | 98 | マルコ・アンドレッティ[3] | 6 | |
アロー・マクラーレンSP | シボレー | 5 | パトリシオ・オワード[4] | 全戦 |
6 | ファン・パブロ・モントーヤ[5] | 5-6 | ||
7 | フェリックス・ローゼンクヴィスト[6][7] | 全戦 | ||
チップ・ガナッシ・レーシング | ホンダ | 1 | トニー・カナーン[8] | 6 |
8 | マーカス・エリクソン[3] | 全戦 | ||
9 | スコット・ディクソン[9] | 全戦 | ||
10 | アレックス・パロウ[6] | 全戦 | ||
48 | ジミー・ジョンソン[9] | 全戦 | ||
デイル・コイン・レーシング ウィズ HMD・モータースポーツ | ホンダ | 18 | デイビッド・マルカス[3] R | 全戦 |
デイル・コイン・レーシング ウィズ リック・ウェアー・レーシング | 51 | 佐藤琢磨[10] | 全戦 | |
ドラゴンスピード / キュージック・モータースポーツ | シボレー | 25 | ステファン・ウィルソン R | 6 |
ドレイヤー & レインボールド・レーシング | シボレー | 23 | サンティノ・フェルッチ | 6 |
24 | セージ・カラム | 6 | ||
エド・カーペンター・レーシング | シボレー | 20 | コナー・デイリー | 全戦 |
21 | リヌス・ヴィーケイ[11] | 全戦 | ||
33 | エド・カーペンター | 2, 6, 11-12, 15 | ||
ユンコス・ホリンジャー・レーシング | シボレー | 77 | カラム・アイロット[12] R | 1-6, 8-17 |
サンティノ・フェルッチ | 7 | |||
メイヤー・シャンク・レーシング | ホンダ | 06 | エリオ・カストロネベス[13] | 全戦 |
60 | サイモン・パジェノ[14] | 全戦 | ||
パレッタ・オートスポーツ | シボレー | 16 | シモーナ・デ・シルベストロ | 8-9, 14 |
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング | ホンダ | 15 | グラハム・レイホール[15] | 全戦 |
30 | クリスチャン・ルンガー[16] R | 全戦 | ||
45 | ジャック・ハーベイ[3] | 全戦 | ||
サンティノ・フェルッチ | 2 | |||
チーム・ペンスキー | シボレー | 2 | ジョセフ・ニューガーデン[14] | 全戦 |
3 | スコット・マクラフリン[14] | 全戦 | ||
12 | ウィル・パワー[14] | 全戦 |
R :ルーキー・オブ・ザ・イヤーの対象。
開催スケジュール
2021年9月19日に発表された。2022年シーズンの開催スケジュールは以下の通り[17]。
Rd. | レース日程 | レース名 | コース | 都市 |
---|---|---|---|---|
1 | 2月27日 | ファイアストン・グランプリ・オブ・セントピーターズバーグ | S セントピーターズバーグ市街地コース | フロリダ州セントピーターズバーグ |
2 | 3月20日 | エクスペル・375 | O テキサス・モーター・スピードウェイ | テキサス州フォートワース |
3 | 4月10日 | アキュラ・グランプリ・オブ・ロングビーチ | S ロングビーチ市街地コース | カリフォルニア州ロングビーチ |
4 | 5月1日 | ホンダ・インディ・グランプリ・オブ・アラバマ | R バーバー・モータースポーツ・パーク | バーミングハム |
5 | 5月15日 | GMRグランプリ | R インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(ロードコース) | インディアナ州スピードウェイ |
6 | 5月30日 | 第106回インディアナポリス500マイルレース プレゼンテッド バイ ゲインブリッジ | O インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(オーバルコース) | |
7 | 6月4日 | シボレー・デトロイト・グランプリ | S ベル・アイル・パーク市街地コース | ミシガン州デトロイト |
8 | 6月12日 | ソンシオ・グランプリ・アット・ロード・アメリカ | R ロード・アメリカ | ウィスコンシン州エルクハート・レイク |
9 | 7月3日 | ホンダ・インディ200 アット ミドオハイオ | R ミッドオハイオ・スポーツカーコース | オハイオ州レキシントン |
10 | 7月17日 | ホンダ・インディ・トロント | S トロント | オンタリオ州トロント |
11 | 7月23日 | ハービーディアルズ.com 250 プレゼンテッド バイ ドアダッシュ | O アイオワ・スピードウェイ | アイオワ州ニュートン郡 |
12 | 7月24日 | ハービー・サルト・トゥ・ファーマーズ 300 プレゼンテッド バイ グーグル | ||
13 | 7月30日 | ギャラガー・グランプリ | R インディアナポリス・モーター・スピードウェイ ロードレース | インディアナ州スピードウェイ |
14 | 8月7日 | ビッグマシーン・ミュージックシティ・グランプリ | S ナッシュビル・ストリート・サーキット | テネシー州ナッシュビル |
15 | 8月20日 | ボンマリト・オートモーティヴ・グループ 500 | O ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ・アット・ゲートウェイ | イリノイ州マディソン郡 |
16 | 9月4日 | グランプリ・オブ・ポートランド | R ポートランド・インターナショナル・レースウェイ(英語版) | オレゴン州ポートランド |
17 | 9月11日 | ファイアストン・グランプリ・オブ・モントレー | R ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカ | カリフォルニア州モントレー郡 |
O :オーバル R :ロードコース S :ストリート
レース結果
ポイントランキング
詳細は「:w:en:List of American Championship car racing point scoring systems」を参照
- ポイントが並んだ場合、勝利数、2位、3位の順で比較され、次に前戦でのフィニッシュ順位、その後、ランダムにドローする[18]。
ドライバー
- インディ500を除く全てのレースで、ポールシッターは1ポイントが与えられる。インディ500の予選上位9名はポイントが与えられる。ポールポジションが9ポイント、以下降順となる。ダブルヘッダーのレースではそれぞれの予選グループにおけるポールシッターにそれぞれ1ポイントが与えられる
- 少なくとも1レースラップをリードしたドライバーにはそれぞれ1ポイントが与えられる。最多ラップリードドライバーにはさらに2ポイントが与えられる。
- エンジンが最低走行距離に達する前に交換された場合、10ポイントを失う。
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- 第13戦 IMS・ギャラガーGPで、アレクサンダー・ロッシのマシンに規定違反があり20点減のペナルティが下された。
エントラント
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マニュファクチャラー
- 全てのマニファクチャラーポイント(予選ポイント、レース終了ポイント、レース勝利ボーナスポイントを含む)は、シーズンフル参戦ドライバーのみが獲得でき[19]、当初割り当てられたエンジンだけを使用している場合か、以前に使用したすべてのエンジンをマイレージアウトした場合にのみ獲得できる[20]。対象外車両はレースのフィニッシュポイントに使用されたフィニッシュオーダーから削除され[21]、ポールポジションや勝利した場合のボーナスポイントも獲得できない[22]。
- それぞれのレースにおいて、各マニファクチャラーの上位2名のドライバーがポイントを獲得できる。優勝マニファクチャラーは追加ポイントが5点付与される。
- インディ500を除く全てのレースで、ポールシッターのマニファクチャラーに1ポイントが与えられる。インディ500では土曜の予選の最速ドライバーに1ポイントが与えられ、日曜日のポールシッターには2ポイントが与えられる。
順位 | マニュファクチャラー | STP | TXS | LBH | ALA | IGP1 | INDY | DET | ROA | MDO | TOR | IWO | IGP2 | NSH | GAT | POR | LAG | ボーナス | ポイント | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | シボレー | 1 | 1 | 1 | 1 | 3 | 2 | 1 | 1 | 1 | 3 | 1 | 1 | 3 | 2 | 1 | 1 | 1 | 75 | 1510 |
3 | 2 | 4 | 3 | 5 | 3 | 4 | 6 | 3 | 9 | 2 | 2 | 4 | 5 | 3 | 2 | 2 | ||||
91PW | 96PW | 87W | 91PW | 66P | 76F | 88PW | 83W | 91PW | 57 | 96PW | 96PW | 68P | 71P | 91PW | 96PW | 91P | ||||
2 | ホンダ | 2 | 3 | 2 | 2 | 1 | 1 | 2 | 2 | 2 | 1 | 5 | 4 | 1 | 1 | 2 | 3 | 3 | 32 | 1299 |
4 | 5 | 3 | 5 | 2 | 4 | 3 | 3 | 5 | 2 | 6 | 5 | 2 | 3 | 5 | 5 | 6 | ||||
72 | 65 | 76P | 70 | 95W | 89PW | 75 | 76P | 70 | 96PW | 58 | 62 | 75W | 90W | 70 | 65 | 63 |
脚注
- ^ カーナンバー「1」は前年度チャンピオン獲得チーム(チップ・ガナッシ・レーシング)に使用権があるが、チップ・ガナッシはそれをパロウには行使せず、インディ500にスポット参戦するトニー・カナーンがカーナンバー「1」を使用して出場する。
参照
- ^ a b c “タチアナ・カルデロン、2022年はAJフォイト・レーシングからインディカーに参戦”. auto sport Web (2022年1月18日). 2022年1月18日閲覧。
- ^ a b c “グロージャン、インディカー2年目は名門チームへ。アンドレッティ・オートスポートに加入し28号車をドライブ”. auto sport Web (2021年9月25日). 2021年12月21日閲覧。
- ^ a b c d e “ホンダ、2022年のインディカー参戦体制を発表。佐藤琢磨のチームメイトとして20歳のデイビッド・マルカスがデビュー”. auto sport Web (2022年1月14日). 2022年1月18日閲覧。
- ^ Pruett, Marshall (2020年10月13日). “O'Ward signs new deal with AMSP”. Racer. Racer Media & Marketing, Inc.. 2021年12月1日閲覧。
- ^ “モントーヤ、2022年もアロウ・マクラーレンSPからインディ500を含む2レースに参戦”. auto sport Web (2022年1月13日). 2022年1月18日閲覧。
- ^ a b Pruett, Marshall (2021年7月26日). “The IndyCar summer break Silly Season update”. racer.com. Front Stretch. 2021年7月21日閲覧。
- ^ “McLaren becomes majority owner of its IndyCar team” (英語). The Race (2021年8月8日). 2021年9月2日閲覧。
- ^ “Tony Kanaan will drive in Indy 500 for Ganassi with no other 2022 IndyCar races scheduled”. NBC Sports (2022年1月17日). 2022年1月18日閲覧。
- ^ a b “Jimmie Johnson teams with Ganassi on 2-year IndyCar program”. The Associated Press (2020年9月9日). 2020年9月9日閲覧。
- ^ “デイル・コイン・レーシング移籍の決め手はインディ500。佐藤琢磨「インディ500での予選スピードは衝撃」”. auto sport Web (2021年12月9日). 2021年12月21日閲覧。
- ^ Pruett, Marshall (2021年9月26日). “VeeKay signs contract extension with ECR”. Racer.com. 2021年12月21日閲覧。
- ^ “フェラーリ育成のカラム・アイロット、ポートランド戦でインディカーデビュー。フンコス・ホリンジャーから参戦”. jp.motorsport.com (2021年9月2日). 2022年1月18日閲覧。
- ^ “カストロネベスが4年ぶりのインディカーフル参戦を発表。メイヤー・シャンク・レーシングから5度目のインディ500制覇を目指す”. auto sport Web (2021年7月23日). 2021年12月21日閲覧。
- ^ a b c d “パジェノーがペンスキーからメイヤー・シャンク・レーシングに移籍。カストロネベスと再びチームメイトに”. auto sport Web (2021年9月28日). 2021年12月21日閲覧。
- ^ “Rahal signs 5-year extension with Rahal Letterman Lanigan” (英語). The Associated Press (2018年6月9日). 2020年10月24日閲覧。
- ^ “ルンガーがレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングと複数年契約でインディカーフル参戦”. auto sport Web (2021年10月21日). 2021年12月21日閲覧。
- ^ “インディカー・シリーズが2022年レースカレンダーを発表。アイオワが復活し、開幕戦は2月末に”. auto sport Web (2021年9月20日). 2021年12月21日閲覧。
- ^ “2019 NTT IndyCar Series Official Rule Book”. IndyCar Series (2019年3月1日). 2019年3月10日閲覧。
- ^ Rulebook 2021, Rule 12.6.5.
- ^ Rulebook 2021, Rule 16.2.3.2.
- ^ Rulebook 2021, Rule 16.2.3.3.
- ^ Rulebook 2021, Rule 12.6.5.1.5.
外部リンク
- 公式ウェブサイト