米丸

曖昧さ回避 この項目では、鹿児島県にある火口跡について説明しています。落語家については「桂米丸」をご覧ください。
米丸(1974年撮影)。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
米丸火山と住吉池火山の地形図
両火山の間の高まりが青敷火山

米丸(よねまる)は、鹿児島県姶良市にある直径約1kmの円形盆地を構成する火口跡(マール)である。

8000年前から8100年前[1]に起きたマグマ水蒸気爆発によって米丸マールは形成された。爆発当時は縄文海進の時期にあたり、この地域は海岸だったために水蒸気爆発につながった。爆発後、噴出物などによって周囲は急速に陸化し、火口跡にも川などから土砂が流入して平坦な盆地になった。2003年平成15年)、約3km東にある住吉池マールとともにランクCの活火山に指定された。火口内には米丸温泉がある。なお、両マールの間に青敷火山があり、この活動年代は 約10万年前。

古くから稲作が行われていたが、泥が深く牛馬が入れない不便な水田であった。1902年明治35年)に排水管が設置されて牛馬が入れるようになり、さらに1984年昭和59年)から大規模な区画整理が行われ整然とした水田になった。

脚注

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  1. ^ 出典: 日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 米丸・住吉池 (PDF) - 気象庁

外部リンク

  • 米丸・住吉池 - 気象庁
  • 日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 米丸・住吉池 (PDF) - 気象庁
  • 日本の火山 米丸・住吉池 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター

座標: 北緯31度46分32秒 東経130度33分52秒 / 北緯31.77556度 東経130.56444度 / 31.77556; 130.56444

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活火山名・順序は、気象庁発行『日本活火山総覧』(第4版)の「活火山リスト」に拠る。