高原駿雄

たかはら としお
高原 駿雄
本名 高瀬 勲
別名義 高原 勲三[1]
生年月日 (1923-05-01) 1923年5月1日
没年月日 (2000-02-26) 2000年2月26日(76歳没)
出生地 日本の旗 日本東京府東京市
死没地 日本の旗 日本・東京都
職業 俳優
活動期間 1943年 - 2000年
活動内容 映画テレビドラマ演劇
所属劇団 文学座
主な作品
映画
七人の侍
『二十四の瞳』
『華麗なる一族』
テレビドラマ
日真名氏飛び出す
秘密戦隊ゴレンジャー
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高原 駿雄(たかはら としお、1923年大正12年〉5月1日[2][3] - 2000年平成11年〉2月26日)は、日本俳優。本名、高瀬 勲(たかせ いさお)[2][3][4]

東京府東京市(現:東京都区部)出身[2][3]明治大学専門部文科(文芸科)卒業[2][3]文学座に所属していた[2]

来歴・人物

明大在学中の1941年文学座研究所に入所し[3][5]1943年の舞台『田園』でデビュー[3]。1966年のプロフィールでは、両親の知り合いである漫談家で俳優の徳川夢声に弟子入りし、徳川の勧めで文学座入りしたと紹介されている[4]。また、芸名の高原 駿雄は、徳川の本名である福原 駿雄から採ったものである[4]

1953年に文学座を退座すると、岡田英次木村功らと共に劇団青俳を結成[3][4]。プレーヤーズセンターに所属していた時期もある[6]1957年、自ら主宰する「劇団もず」を結成するがその後はフリーで活動して1965年、文学座に準座員として復座する[3][5]

1955年より開始された『日真名氏飛び出す』では久松保夫演ずる日真名進介の相棒である泡手大作役を演じて幅広い人気を獲得する[3][4]。1956年より日活と契約し、映画では真面目な人物を多く演じ、テレビドラマでは脇役専門に活動していた[3]

2000年2月26日、東京都内の病院にて心不全のため76歳で没した。

出演

映画

  • 銀座の踊子(1950年、東宝
  • 日本戦歿学生の手記 きけ、わだつみの声(1950年、東横映画) - 衛生兵
  • 海賊船(1951年、東宝) - 牛皮(甲板員)
  • 完結 佐々木小次郎 巌流島決闘(1951年、東宝) - 小谷新右衛門
  • 眞空地帯 (1952年、新星映画) - 染一等兵
  • 雲ながるる果てに(1953年、新世紀映画)
  • 赤い自転車(1953年、第一映画)
  • 日の果て(1954年、青年俳優クラブ) - 斥候兵
  • 狙われた裸像(1954年、新東京プロ)
  • 七人の侍(1954年、東宝) - 鉄砲の野武士
  • 若き日の啄木 雲は天才である(1954年、新東宝) - 日下部編集長
  • 億万長者(1954年、青年俳優クラブ) - 交通巡査
  • 二十四の瞳(1954年、松竹) - ちりりんや
  • 愛すればこそ 第2話「とびこんだ花嫁」(1955年、独立映画)
  • あした来る人(1955年、日活) - アルさん
  • あすなろ物語(1955年、東宝) - 竹内
  • 黄色いからす(1957年、歌舞伎座 / 松竹) - 鈴木
  • 幕末太陽伝(1957年、日活) - 若衆かね次
  • 盗まれた欲情(1958年、日活)
  • 永遠に答えず 完結篇(1958年、日活) - 画商
  • 錆びたナイフ(1958年、日活) - 高石
  • 裸の太陽(1958年、東映
  • 影なき声(1958年、日活) - 小谷茂雄
  • ゆがんだ月(1959年、日活)
  • にあんちゃん(1958年、日活) - 自転車店員
  • 今日に生きる(1959年、日活) - 佐野課長
  • 海は狂っている(1959年、日活)
  • 素っ裸の年令(1959年、日活)
  • 事件記者 姿なき狙撃者(1959年、日活)
  • 七つの弾丸(1959年、東映)
  • キクとイサム(1959年、大東映画 / 松竹) - 新聞社カメラマン
  • にあんちゃん(1959年、日活) - 自転車屋店員(*uncredited)
  • 事件記者 時限爆弾(1960年、日活)
  • 事件記者 狙われた十代(1960年、日活)
  • 闇に光る眼(1960年、日活)
  • ふんどし医者(1960年、東宝) - 竹蔵
  • 都会の空の用心棒(1960年、日活) - 湯川
  • 闘牛に賭ける男(1960年、日活) - 山川信悟
  • 豚と軍艦(1960年、日活) - 宮口医師
  • 錆びた鎖(1960年、日活)
  • 大出世物語(1961年、日活) - 吉川
  • 早討ち野郎(1961年、日活) - 木村刑事
  • 大当たり百発百中(1961年、日活)
  • 散弾銃の男(1961年、日活)
  • 俺は死なないぜ(1961年、日活) - 黒木
  • 恋をするより得をしろ(1961年、日活)
  • 銀座ジャングル娘(1961年、日活)
  • 海峡、血に染めて(1961年、日活)
  • 嵐を突っ切るジェット機(1961年、日活) - 千石
  • 男と男の生きる街(1962年、日活) - 沖山
  • さすらい(1962年、日活) - 寅吉
  • 泣くんじゃないぜ(1962年、日活)
  • 右門捕物帖 蛇の目傘の女(1963年、東映)
  • エデンの海(1963年、日活) - 松下
  • 競輪上人行状記(1963年、日活)
  • 現代悪党仁義(1965年、日活) - 交番の巡査
  • 結婚相談(1965年、日活) - 薄田課長
  • 白い巨塔(1966年、大映) - 佃友博
  • なつかしい風来坊(1966年、松竹) - 刑事
  • (1967年、松竹) - 高見太郎
  • 闇を裂く一発(1968年、大映)
  • スクラップ集団(1968年、松竹)- 医者
  • 続セックス・ドクターの記録(1968年、大映)
  • いそぎんちゃく(1969年、大映)
  • 太陽は見た(1970年、大映)
  • 内海の輪(1971年、松竹) - 刑事
  • 甦える大地(1971年、石原プロ / 松竹) - 滝井善吉
  • 戦争と人間 第2部「愛と悲しみの山河」(1971年、日活) - 洋車の車夫
  • 闇の中の魑魅魍魎(1971年、中平プロ / 東宝) - 画商
  • 華麗なる一族(1974年、芸苑社 / 東宝) - 角田
  • ともだち(1974年、日活) - 良子の父
  • ふれあい(1974年、松竹)
  • 秘密戦隊ゴレンジャー 爆弾ハリケーン!(1976年、東映) - 総司令 江戸川権八
  • 積木くずし(1983年、東宝) - K町中学校校長
  • バロー・ギャングBC(1985年、東映) - 松本源治
  • ご挨拶 第2話「佳世さん」(1991年、東映アストロ)
  • 虹をつかむ男(1996年、松竹) - 八重子の父
  • 東京夜曲(1997年、近代映画協会 / 松竹富士

テレビドラマ

舞台

  • 田園(1943年)
  • 桜の園(1945年) - パーティーの客
  • ゴールデン・ボーイ(1946年)
  • 河(1946年)
  • 二十六番館(1946年) - 山下良一
  • 女の一生(1946年、森本薫追悼公演) - 刑事
  • ストリップ(1966年)
  • シラノ・ド・ベルジュラック(1967年) - ラグノオ
  • 戦争で死ねなかったお父さんのために(1974年) - 岡山八太郎
  • 天才バカボンのパパなのだ(1978年) - バカボンのパパ[7]
  • 黄昏のメルヘン(1982年) - 新内流し源之助
  • 怪談 牡丹燈籠(1986年)
  • 青ひげと最後の花嫁(1989年)
  • 鼻(1994年)
  • 雛(1995年)
  • 野分立つ(1995年) - 詞宗―

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脚注

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出典

  1. ^ “文学座 高原駿雄”. 文学座. 2023年3月15日閲覧。
  2. ^ a b c d e 日本タレント名鑑'82』VIPタイムズ社、1981年、123頁。 
  3. ^ a b c d e f g h i j 『日本映画人名事典』 男優編 下巻、キネマ旬報社、1996年、62頁。ISBN 978-4873761893。 
  4. ^ a b c d e 福島民報』1966年10月21日付朝刊、12面。
  5. ^ a b 秘密戦隊ゴレンジャー大全集 1988, p. 200, 「スタッフキャストインタビュー 高原駿雄」
  6. ^ 「新桜オールスタァ名鑑」『芸能画報』3月号、サン出版社、1958年。 
  7. ^ 日刊スポーツ』1978年10月14日付、16面。

参考文献

外部リンク

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