スズキ・ディザイア
| スズキ・ディザイア | |
|---|---|
 2018年式スズキ・DZire GL Sport（チリ） | |
| 概要 | |
| 別名 | スズキ・スイフトディザイア（2008年 - 2017年） |
| 製造国 |  インド |
| ボディ | |
| ボディタイプ | 4ドア セダン |
| エンジン位置 | 前 |
| 駆動方式 | 前輪駆動 |
| プラットフォーム | HEARTECT（ハーテクト） |
| 系譜 | |
| 先代 | マルチ・スズキ・エスティーム |
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ディザイア（DZire）は、スズキの子会社であるマルチ・スズキ・インディアがインド市場で生産・販売する小型セダンである。
当項では、前身である「スイフトディザイア」についても併記する。
概要
2008年3月に、2代目スイフト（ZC#1型）を基にした「スイフトディザイア」 (Swift DZire) を発売した。スイフトをベースに全長を4,160 mmまで引き延ばし、トランクスペースを確保したモデルとして登場した。エンジンは1.3Lガソリン「K13B」と1.3Lディーゼルが用意された。
2012年2月、3代目スイフト（ZC#2S型）を基にした2代目に移行した[1]。2代目は税制面を考慮し、リアデッキを切り詰めたスタイルへと変更されたことで全長が先代の4,160 mmから3,995 mmに短縮された[2][3]。エンジンはハッチバック同様1.2Lガソリン (K12B) と1.3Lディーゼル (D13A) の2種類で、トランスミッションは5MTの他に、ガソリン車には4ATもラインナップされた。2代目登場後も初代は「ディザイア ツアー」（DZiRE Tour）として内外装を簡略化したうえでタクシー向けに継続販売されていた。
3代目
| スズキ・ディザイア | |
|---|---|
 フロント | |
 リア | |
| 概要 | |
| 別名 | スズキ・スイフトディザイア（2008年 - 2017年） |
| 製造国 | インド (マルチ・スズキ・インディア) |
| 販売期間 | 2017年 – |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 5名[4] |
| ボディタイプ | 4ドアセダン[4] |
| エンジン位置 | フロント[4] |
| 駆動方式 | 前輪駆動[4] |
| プラットフォーム | HEARTECT（ハーテクト） |
| パワートレイン | |
| エンジン | 1,197cc 直列4気筒DOHC[4] |
| 最高出力 | 66 kW (90 PS) / 6,000 rpm[4] |
| 最大トルク | 113N・m / 4,400 rpm[4] |
| 変速機 | 5速MT[4]、5速AGS |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,450 mm[4] |
| 全長 | 3,995 mm[4] |
| 全幅 | 1,735 mm[4] |
| 全高 | 1,515 mm[4] |
| 車両重量 | 915 kg[4] |
| その他 | |
| 関連車種 | |
| テンプレートを表示 | |
2017年5月、3代目を発表。世代交代を機に、車名を「ディザイア」（DZIRE）に変更し、スイフトから独立させた。プラットフォームを4代目スイフト（ZC#3S）と共通の「HEARTECT（ハーテクト）」に刷新したことで軽量・高剛性のボディーを実現。優れた走行性能と低燃費を高いレベルで両立させるとともに、今後、インド国内で導入される新法規にも適合させている。また、エクステリアについても初代、2代目とは異なり、Aピラーから後ろほぼ全てをディザイア専用設計としたことで、流麗なデザインと高い乗降性を実現させると同時に、空間効率も向上させている[5]。税制面に配慮し、全長は先代に引き続いて3,995 mmとすることで、4 m以内に収められている。
エンジンは1.2LガソリンのK12B、1.3LディーゼルのD13Aの2種を用意し、トランスミッションはどちらのエンジンも5速MTと5速AGS（オートギヤシフト）から選択可能である。
2020年3月にビッグマイナーチェンジが行われた。上下一体型グリルを持つフロントマスクに変更された[4]。
3代目登場後も2代目は「TOUR S」（ツアーエス）として内外装を簡略化したうえで法人向けに継続販売されている。
画像集
-
初代スイフトディザイア フロント -
初代スイフトディザイア リア -
2代目スイフトディザイア フロント -
2代目スイフトディザイア リヤ
脚注
- ^ 『スズキのインド子会社マルチ・スズキ社が新型「スイフトセダン」を発売』（プレスリリース）スズキ株式会社、2012年2月2日。http://www.suzuki.co.jp/release/d/2011/0202/index.html。2012年2月2日閲覧。
- ^ インドでは全長が4 mを超える車に対しては22%の物品税が課せられるのに対し、4 m以内だと10%で済む
- ^ “New Dzire to get shorter, cheaper” (英語). Autocar India (2011年4月26日). 2012年2月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 森本太郎 編『世界の自動車オールアルバム 2020年』三栄書房、2020年8月8日、153頁。ISBN 978-4-7796-4170-1。
- ^ “スズキ 新型スイフトのセダン版、新型「ディザイア」を発売！”. オートックワン (2017年5月16日). 2017年10月7日閲覧。
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、スズキ・ディザイアに関連するカテゴリがあります。
- スズキ (企業)
- スズキ・K型エンジン
- スズキ・スイフト - ベース車両
外部リンク
- DZIRE - マルチ・スズキ・インディア
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