スティーブ・ニールセン

Steve Nielsen

スティーブ・ニールセン
生誕 (1964-07-02) 1964年7月2日(59歳)
イングランドの旗 イングランド
ブリストル
国籍 イギリスの旗 イギリス
職業 スポーツディレクター
雇用者
肩書き FIAスポーツディレクター
FOMスポーティングディレクター
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スティーブ・ニールセンSteve Nielsen, 1964年7月2日 - )は、イングランド出身のスポーツディレクター。モータースポーツの管理職を歴任し、後年はF1グループや国際自動車連盟 (FIA)の要職を務めた[1]

経歴

1985年に学校を卒業した後、妹が警察に就職していたこともあり、エセックスのワンステッドにある警察訓練学校での教育課程を過ごすも、11か月後には適合しないことに気づき中退。

1986年、友人がF1にサービスを提供する会社(ジョン・ブレイシーが共同設立した MSLケータリング)に勤めていたこともあり、同社クルーのバンドライバーとしてモーターレースのキャリアをスタートさせた。

ニールセンはすぐにF1関係者と知り合うようになり、1986年末にはチーム・ロータステストチームのトラックドライバーとしての仕事を提供された。

チームのボスは、ベアトリス・ローラから移籍したばかりのチームマネージャー、ルパート・マンワリングでこの時から長期的な彼との関係がスタートする。

1988年、ニールセンはレーシングチームに参加し、1989年にはスペアパーツ部門コーディネーターになった。

1991年、マンワリングに同行し、ニールセンは同じ役割のスペアパーツ部門コーディネーターでティレルに移り、1994年にアシスタント・チーム・マネージャーに任命された。

1995年、ベネトンからのオファーを受け、2か月間同チームに在籍するも、マンワリングからの要請を受けて、ティレルに戻る。

コマーシャルディレクターとして、ハーベイ・ポスルスウェイトとともにチーム役員を勤めるマンワリングをサポートして、チームディレクターを引き継ぐよう要請された。

1997年末にティレルチームの売却が決まった後も、ブリティッシュ・アメリカン・レーシング(B・A・R)の資金提供でなされた、1998年のティレルチームの最終戦まで、ニールセンはチームディレクターを務めチームのレースへの参加を指揮した。

また、同年、1998年に起動していたポスルスウェイトの「ティレルコンストラクター部門救済プロジェクト」の中心人物の一人として動き、救済者としての大きな期待を受けたホンダへの働きかけとして、ホンダレーシング(HRD:1998.05.08設立)にチームマネージャーとして所属し、ティレル027 = RA099の開発に参加した。HRDのテクニカルディレクターだったポスルスウェイトの死後、マンワリングがその責任者を継承し、ホンダの判断でその作戦が中断されたとき、ニールセンは1999年後半にチームプリンシパルになるためにアロウズに移った。

2000年、ベネトンからのスポーツ・ディレクター就任要請を承ける。1993年からのティレルのレースエンジニアでホンダF1によるF1参戦計画で一緒だったティム・デンシャムがチーフデザイナーで同行した。これは「ティレルコンストラクター部門救済プロジェクト」の中心人物の一人マイク・ガスコインのベネトンへのフォンドテックによる空力サポートがスタートする直前のことであった。

チームが結果を出しルノーに引き継がれた後もチームに留まり、ルノーでは、10年近くスポーティングディレクターとして過ごし、2011年、ロータス・ルノーGPに引き継がれる時期に辞職。

2012年、ケータハムでスポーティングディレクターとして在籍した後、2013年初頭にトロ・ロッソに加入[2]

2014年12月から2017年7月まで、ウィリアムズのスポーティングディレクター[3][4][5]

2017年8月1日、フォーミュラワン・グループ(FOM:Formula One Management)のスポーティングディレクターとして新たな役割を開始[6]

2023年1月18日にFIA(国際自動車連盟)のスポーティングディレクターに就任するも[7]、年内限りで辞任した[8]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “スティーブ・ニールセン - people”. grandprix.com. 2020年12月28日閲覧。
  2. ^ “Caterham F1 team sporting director Steve Nielsen moves over to STR”. www.f1sa.com (2013年1月17日). 2014年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月19日閲覧。
  3. ^ “Steve Nielsen Appointed as Sporting Manager”. Williams Martini Racing. 2014年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月28日閲覧。
  4. ^ “Steve Nielsen has been appointed Sporting Manager at Williams”. Sky Sports. 2020年12月28日閲覧。
  5. ^ “Williams Martini Racing Appoints Dave Redding as Team Manager”. Williams Martini Racing. 2020年12月28日閲覧。
  6. ^ “Steve Nielsen appointed Sporting Director at Formula 1”. Formula 1® - The Official F1® Website. 2020年12月28日閲覧。
  7. ^ “FIA announce new management structure, with Steve Nielsen joining as Sporting Director”. formula1.com. 2023年1月19日閲覧。
  8. ^ “FIAスポーティングディレクターのスティーブ・ニールセンが辞任との報道。就任からわずか1年”. auto sport (2023年12月25日). 2024年1月5日閲覧。
イギリスの旗 チーム・ロータス (1958年 - 1994年) / ロータス・カーズ
創設者
主なチーム関係者
主なドライバー
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
※年代と順序はチーム・ロータスで初出走した時期に基づく。 ※太字はチーム・ロータスにおいてドライバーズワールドチャンピオンを獲得。
F1車両
主なスポンサー
タイトルスポンサー:
スポンサー/サプライヤー:
F2車両
  • 12(英語版)
  • 16(英語版)
  • 32(英語版)
  • 35(英語版)
  • 41(英語版)
  • 44(英語版)
  • 48(英語版)
  • 57
  • 59(英語版)
  • 69
  • 74(ポーランド語版)
CART
  • 29(英語版)
  • 34(英語版)
  • 38(英語版)
  • 42(英語版)
  • 56
  • 64(英語版)
  • 96
市販スポーツカー
イギリスの旗 ティレル
創設者
主なチーム関係者
主なドライバー
1970年代
1980年代
1990年代
太字はティレルにおいてドライバーズワールドチャンピオンを獲得。
車両
主なスポンサー
タイトルスポンサー:
スポンサー/サプライヤー:
イギリスの旗 アロウズ / フットワーク
TWRアロウズ
1997年 - 2002年
主なチーム関係者
主なドライバー
車両
主なスポンサー
タイトルスポンサー:
  • ダンカ
  • ツェプター(英語版)
  • Orange
スポンサー/サプライヤー:
関連組織
フットワーク
1990年 - 1996年
主なチーム関係者
主なドライバー
車両
主なスポンサー
関連組織
アロウズ
1978年 - 1989年
創設者
主なチーム関係者
主なドライバー
車両
主なスポンサー
タイトルスポンサー:
  • ヴァルシュタイナー(英語版)
  • ラグノ(イタリア語版)
  • ベータ(イタリア語版)
  • ブラウン&ウィリアムソンバークレイ(英語版)
  • ノルディカ(英語版)
  • USF&G(英語版)
スポンサー/サプライヤー:
イタリアの旗 ベネトン・フォーミュラ イギリスの旗
創設者
主なチーム関係者
主なドライバー
F1マシン
主なスポンサー
太字はベネトンにおいてドライバーズワールドチャンピオンを獲得。
フランスの旗 ルノー F1
2016年 - 2020年
ワークスチーム
チーム首脳
主なスタッフ
主なドライバー
車両
主なスポンサー
関連組織
2002年 - 2011年
ワークスチーム
チーム首脳
主なスタッフ
主なドライバー
車両
タイトルスポンサー
主なスポンサー
関連組織
太字はルノーにおいてドライバーズワールドチャンピオンを獲得。
2001年 - 現在
エンジン供給
現在の関係者
過去の関係者
現在の供給先
過去の供給先
関連組織
※役職等は2023年2月時点。
1989年 - 1997年
エンジン供給
主な関係者
供給先
関連組織
1977年- 1985年
ワークスチーム
チーム首脳
主なスタッフ
主なドライバー
車両
主なスポンサー
エンジン供給先
関連組織
関連項目
※他チームへのエンジン供給は1983年から1986年にかけて行った。
マレーシアの旗 ケータハムF1チーム
創設者
  • マレーシアの旗 トニー・フェルナンデス
主なチーム関係者
ドライバー
ロータス
ケータハム
F1マシン
ロータス
ケータハム
主なスポンサー
イタリアの旗 RB / アルファタウリ / トロ・ロッソ
現在のチーム首脳
チーム関係者
元チーム関係者
現在のドライバー
過去のドライバー
トロ・ロッソ
アルファタウリ
F1車両
トロ・ロッソ
アルファタウリ
RB
チーム関連会社
現在のスポンサー
過去のメインスポンサー
  • Cepsa(英語版)
  • AlphaTauri(英語版)
イギリスの旗 ウィリアムズ・レーシング
チーム首脳
  • イギリスの旗 ジェームス・ボウルズ (チーム代表)
  • 不明の旗 マシュー・サベージ (Williams Grand Prix Holdings会長 / ドリルトン・キャピタル会長)
  • イギリスの旗 ジェイムズ・マシューズ(英語版) (Williams Grand Prix Holdings取締役)
主なスタッフ/関係者
現在のドライバー
F1車両
現在のPUサプライヤー
現在のスポンサー
※役職等は2023年時点。
  • 過去のチーム関係者
元チーム関係者
創設者
チーム首脳
主なスタッフ
主なドライバー
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
※年代と順序はウィリアムズで初出走した時期に基づく。 ※ウィリアムズにおいて優勝したドライバーを中心に記載。太字はウィリアムズにおいてドライバーズワールドチャンピオンを獲得。斜体はウィリアムズにおいて優勝がないものの特筆されるドライバー。
  • F1以外の車両 ※関与のみの車両も含む。
F2
プロトタイプ
ラリー
ツーリングカー
  • 過去の関連組織
タイトルスポンサー
エンジンサプライヤー
  • 前身
  • Template:フランク・ウィリアムズ・レーシングカーズ を参照。